My Creativity interview with RYO TAKAHARA
My Creativityでは、今NewMakeが注目するクリエイターをご紹介!
Creativity→創造力、独創力
クリエイターのCreativityとは?
記念すべき第1弾は、生地企画から型紙製作、裁断縫製全ての工程を1人で行い、1点物とコレクションラインを発表するブランドLinieを手掛ける高原凌さんのインタビューをお届けします。
Q. クリエイターになったきっかけは?
A. コンプレックスかな。
小学生の頃は、足の速いやつがカッコいいとかだったけど、そういうものが自分にはなかったから、他の人とは違う自分なりの特技が欲しかった。
自分で何かを創ることに興味があって、普通の仕事よりも、自分で創ったものを自分の名前で売る陶芸家みたいな職人に憧れた。
だからブランドとかじゃなくて、創った人の名前で認められるみたいなのがいい。
Q. 影響を受けた人は?
A. おばあちゃん
あまり思い当たらないけど、今思い返すと自分が何か創りたいなと思った時に、近くにいたのがブティックで裁断士と縫製士をやっていたおばあちゃんだった。
Q. 好きな本、ドラマ、映画、音楽は?
A.何もないな。
とくに思いつかない。
Q. 好きな場所は?
A.友達んち
年末年始とか友達の家から出ない。ずっといる。笑
Q. 創作のインスピレーションはどこから?
A.その都度出会った人との会話から。
飲み屋が基本。
Q. どんな時にアイデアが浮かぶ?
A.酒の場。友達と喋っている時。
ふとした会話とか、その人に起こることとか、その人の身の回りで起こる出来事からアイデアをもらって創ることが多い。
自分に起こった出来事よりも、人に起こった出来事に参加してる感じ。
Q. 創作のインプットは?
A.人との会話。
普段から美術館に行くような習慣がないから、そういうことよりも友達から聞いたこと、知識のある友達との会話から学ぶことが多い。
友達というフィルターを通して流行りや情報、広い意味での世界を知ることがほとんど。
自分の仲の良い友達の融合体、それが自分だと思う。
Q. どのような経緯で今の表現方法(アウトプット)に至ったのですか?
A.かわいい子供服がないっていう友達の声。
個人的に小さいものとか、ミニチュアシリーズが好き。
だからこそ、その声に寄り添えると思った。
自分の創りたいものや表現したいものを掛け合わせたときに、誰かが喜んでくれる、儚いものになる。
Q. 今後どんな表現方法(アウトプット)をしたいですか?
A.幼稚園でランウェイショーがしたい。
自分の技術を子供服に活かしたい。
Q. あなたにとって欠かせないものは?
A.お酒
コミュニケーションの一貫。お酒がある場所が、最も人と話す場になる。
Q.普段の息抜きはどんなふうにしてる?
A.旅行かな。
何も考えない時間を作ること。
自分のことを知っている人がいない場所へ行くこと。
Q.座右の銘は?
A.一石二鳥
ラッキー、ぐらいがちょうどいい。
Q. どの作品にも共通する軸って何ですか?
A.心地いい線みたいなもの。曲線とか、直線とか、綺麗なもの。
綺麗なものが好き。
お酒の場で得るものはすごく安っぽくてチープに感じるけど、
それを作品に落とし込むときはすごく綺麗に創り込むようにしてる。
普段の友人とのコミュニケーション、その中からみつけた綺麗なものを独自の視点で捉え、創作へとつなげるプロセスは、そのまま彼の個性として現れている。
高原凌のCreativityの根本には、周りを思いやる優しさがあるのだと感じた。
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Designer:Yoko Owada
Photographer:Riki Saigo
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