真珠湾攻撃とチャーチルの安堵

歴史のスイッチが押されるとき

 81年前、1941年12月7日、日曜日の夜。ロンドン近郊にある首相別邸にいたウィンストン・チャーチルは、ラジオの定時ニュースの最後に日本軍がアメリカの艦艇を襲ったという簡単な放送を聞き、すぐさま、アメリカのルーズベルトに電話を入れました。

 「『大統領閣下、日本はどうしたというのですか?』『本当です』と彼は答えた。

ここから先は

2,308字
この記事のみ ¥ 200
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得