日本はどこまでアメリカに従属するつもりなのか 瀬戸際の大国をもっと知るべきではないのか
ウクライナ戦争に見るアメリカの正義
ウクライナ戦争は、2004年からウクライナのアザブ大隊というネオナチ軍が、東部ドンバス地域のロシア系ウクライナ人を虐殺し続けてきたことから始まる。そのために2014~2015年にロシアのプーチン大統領、ウクライナのポロシェンコ前大統領、ドイツのメルケル前首相、フランスのオランド前大統領の4者で停戦のための会合を開き、「ミンスク合意」に署名した。その内容は、戦争をやめ、ドンバス地域に自治権を与え、選挙させるというものであった。
しかし、昨年12月7日、ドイツのメルケル前首相はディー・ツァイト誌のインタービューで「ミンスク合意は、ロシアと戦争するためにウクライナ軍の兵器を調達するための時間稼ぎだった」と告白した。フランスのオランド前大統領もメルケル告白を認めている。
ドンバス地域のロシア系ウクライナ人が、ウクライナのネオナチ軍に依然として攻撃されていることから、ロシアのプーチンは「特別軍事作戦」として昨年2月24日にウクライナに侵攻した。