NEW LEADER LIBRARY(`22/11)
スルガ銀行のシェアハウス詐欺事件の全貌
被害者たちはどのように闘い勝ったのか
アパート・マンション経営には要注意!
本書は、スルガ銀行によるシェアハウス詐欺事件の被害者たちが、自ら詐欺の全貌を暴き、勝利した記録である。
著者は2億円もの借金を背負わされた家電メーカーの中堅サラリーマン。久しぶりに一杯やろうと会った旧友が、小さな不動産会社の社長を連れてきたことから、悲劇が始まる。
始めは適当に聞き流していたのだが、シェアハウスはサブリース(一括借り上げ)会社が家賃保証をし、金融庁が地銀の優等生と褒めたスルガ銀行が融資するというので、老後の生活を考えてシェアハウス投資に踏み切った。
ところが、シェアハウスが完成しても入居者が決まらず、サブリース会社(スマートデイズ)は早々に保証するはずの家賃を減額してきた。担当者に抗議すると、あいまいな答えに終始し、あとはスルガ銀とローン返済の減額交渉してもらう流れになる、などと言う。