ネガティブ・ケイパビリティ
人生最高の10冊を選べ、と言われてもたぶん選べない。
10冊では収まらないからだ。
100冊でも選びきれないと思う。
でも、何を選ぶにしろ、必ず入れるであろう本が2冊ある。
以前にも書いたように、私は本から何かを得ようとしたり、学びのために本を読む、ということをしない。
読書は完全な娯楽で、読んでいるその瞬間だけ楽しければいいのだ。
でも、2冊には否応なく影響を受けてしまった。
影響なんて受けたくなかったのに、こころにすっと入ってきて、不躾に居座り続け、楔のように抜けな