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『人生無理バー』に参加した体験談


「生きるのしんどい、つらい」と思って『人生無理』と、ネットで検索すると気になる用語を発見。



『人生無理バー』


「どんなバーなんだろう」と興味津々になりもっと調べてみました。

『生きづらいと感じ、無理ながらも今より明日は良くなろう』という言葉に惹かれました。

フリートーク形式の当事者の交流会で当事者同士が悩みを話し合えるという自助会は魅力的に感じました。お互い同じ悩みを持ってるからこそ情報を共有し、共感し合うことで悩みを少しでも和らげることができる気がします。

ずっと前から「行ってみたい」と思っていましたが、仕事の休みと合わなかったり、夜は怖いし(バーだから当たり前)、場所が遠いし、となんだかんだ自分に言い訳をして実際に行動に移すことは出来ませんでした。



それからだいぶ日にちが経った頃、仕事の休みと被ったこと、昼間、女性限定という条件とトークテーマも自分の悩みの一つでもあって共有したくて「この日しかない」と思い、引き寄せられるように人生無理バーへ向かいました。

目的地のビルの前にたどり着いても前を通り過ぎたり、また通ったりとすぐには入れませんでした。知らない街、知らない場所へ足を踏み入れるのはとても勇気がいるもので緊張しました。


恐る恐る建物の中に入り階段を上がり、ドアをノックすると運営スタッフさんが出てきました。スリッパが用意されていて靴を脱いでスリッパに履き替えました。手の消毒をして、シールにニックネームを書きました。1000円払って、お菓子と飲み物は食べ放題 飲み放題でした。種類も豊富でその中でもインスタントチャイがおいしかったです。業務スーパーにも売っているみたいなので今度買いに行こうと思いました。

私が行った場所はバーではなくレンタルスペースでおしゃれでかわいい、あたたかみのある部屋でした。

感染対策も気をつけてソーシャルディスタンスをとって座ってほどよい距離感でお話をしました。

話の内容は生理、親、夫、子供、他の人生無理バーの話、どの無理バーに行って何回目とか、宗教の話、Twitter、Instagramなどなどトークテーマだけにこだわらず幅広くお話ができて良かったです。

時間があっという間に過ぎ、楽しかったです。人見知りで話すのが苦手な私にも話を振っていただいたり、傾聴力が高かったです。初心者でも話しやすい居心地の良い環境でした。全員が発言しやすい場が設けられていると感じました。


頭の中にたくさんの引き出しがあるみたいに次から次へと、いろんな話を聞くことができました。

私ももっとうまくお話できるようになりたいと思いました。



初めてで緊張しましたが、悩みや自分の思いを吐き出していろんな情報を吸収することも出来て、とても良い経験になりました。またお話しに行きたいと思える場所でした。



こうした自分が行ったことのない未知の世界ってどうしようもなく不安いっぱいです。だけどそこに踏み入れたらもっと自分の知らなかったことを知ることができます。生きづらい日常に視点を変えると新しいものが見えて自分の内面が少し成長した気分になれます。




悩みがある方、今は厳しいと思いますが感染者が減って落ち着いてきた頃にぜひ足を踏み入れてみて下さい。



その一歩が人生をより良く生きる、大きな一歩になりますように。



【追記】

11月19日、人生無理バーは無期限休止されています。




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めもる
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