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new education LittleTree コラム

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私たちは今、新しい時代を迎えています。 その時代を生きる私たちの人生とは頂上ののない成長の山を登るようなもの。   子どもも大人も楽しみながら、外側も内側も成長していく新しい教育…
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2018年4月の記事一覧

“生”を発見する

“生”を発見する

自然保護団体がよく、『草木を大切に』ということを言います。草木が大切だと思うあまりに、ナチュラリスト(自然主義者)の中には、人間の存在すら不要と考える人もいるようです。

地球環境に影響を及ぼす一番大切な鍵をにぎっているのは人間です。

子どもは、虫や動物などの動くものに興味を持つ事が多く、アリを指でつぶしてみたり、水たまりに落として泳がせてみたり、アリ地獄(ウスバカゲロウの幼虫の巣)の中に落とし

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繋がっている世界

繋がっている世界

最近、雑誌やインターネット上で、世代間から生じる子育て観の違いと問題に関する記事を目にすることがあります。

一世代前は“抱き癖がつくから抱っこはしないように”という育児法だったのが、今は違う・・というような、子育て方法の不一致が多くあります。

おばあちゃんは孫のために・・とアドバイスをしてくれるけれど、時代が変わっている今、その手法も変わっています。何を信じたら良いのか、そのアドバイスをどう受

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日常のなかの喜び

日常のなかの喜び

友人が、日常の中に喜びを見つけた話をしてくれました。

「スーパーの品出しの仕事をしている時、自分で品物をどのように並べたらスムーズか、あれこれ考えていたその最中に、本当にこの仕事は楽しいなぁ、わたし幸せだなぁと感じたの。」

・・と、それは、日々の何気ない出来事でした。

日常の中で喜びを見つける事は、もしかしたら簡単なのかもしれません。

例えば…

家族の洗濯物をひとつひとつ干している瞬間の

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あり方から来るしつけ

あり方から来るしつけ

先日、友人と食事のマナーの話になりました。文化の違いで随分とそのマナー自体が違うということです。

韓国では、立て膝が正式な座り方で、食べる時はくちゃくちゃとわざと音を立てて“おいしい”ということを表現したり…と日本ではお行儀が悪いとされていることが、良いマナーなのです。

日本でも麺類を食べる時は、やはり音を立てた方が“おいしい”ですよね。音を立てないで食べてみた事がありますが、何だかあまりおい

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“泣くということ”と“泣いている子”

“泣くということ”と“泣いている子”

私たちは、日頃何かにつけて抵抗しながら生きています。

例えば

何か新しいことに初めて挑戦するとき、ぐっと力が入り、体が緊張し、身構える。

誰かと意見を交わすような場面では、相手の意見への対抗策を頭の中で考えている。

このような抵抗の中から、良い刺激が体験できたり、より良い意見やアイディアが生まれたり…と抵抗自体が悪いわけではありません。

私たちは様々な場面で無意識に抵抗をしていることが多

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