白雲庵三平 綴り方

なんの取り柄もない私だが、真剣に生きてきたつもりだ。70年余りも生きていると様々なことが分かるようになってくる。年をとることも捨てたものではない。今は、不登校や引きこもりの人たちと週1回「水曜塾」をやっている。そうした中で考えた様々なこと、日々思うことを綴っていこうと思う。

白雲庵三平 綴り方

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2024年 考

2024年考 2024年とはどんな年であったか。 ①    戦争に関して ロシアのウクライナへの侵攻は収まる気配はなく、ロシアの執拗な侵攻、武器供与など欧米のウクライナ支援などもあって、むしろ、戦争が激化している。 パレスチナ人を4万人も殺害しているイスラエルのガザ攻撃も然りである。 しかし、これらの攻撃、侵攻を咎め、止めさせようとする国(政府)は見受けられない。政治的指導者も存在しない。 日本には日本国憲法が存在するにも関わらず、日本政府は、ロシアに対しても、ウクライナに

    • 白雲亭三平 由来

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      • 生きるとは何か(50年前に課した人生のテーマ)

        生きるとは何か(50年前に課した人生のテーマ) 「あけましておめでとう」と言いつれど、今、この時にも、差別に喘ぎ、貧しさに苦しむ人の居ることを忘るべからず。 この言葉は、住井すゑさんの「橋のない川」の中で、秀ぼんが孝二に宛てた年賀状に書いた言葉です。秀ぼんのモデルは水平社を作った西光万吉です。 53年前、生きることに悩んでいた私は、生きる意味が知りたくて、手当たり次第本を読み漁った。生まれて初めて、たくさんの本を読んだ。そして、考えた。「生きるとは何か」「なぜ、私は存在して

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          文科省の不登校対策を考える

           文科省は「学校教育施行規則の一部を改正する省令等(案)に関するパブリック・コメント」を募集した。  内容は、文科省が設定した基準(成績評価の3要件)を満たせば、不登校の子どもたちが学校外で学習したことを成績として認め、指導要録に載せられるようにする、というものである。  私は、改正案には不登校の定義に問題があり、また、不登校の子どもたちの学びについて全く理解が足らないなどを指摘し、改正の必要なし、むしろ有害であるとのコメントを送った。そのコメントを以下記載するので、よろしけ

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