ボディコネクトセラピーについて1

めっちゃわかりやすく、実体験から、トラウマ治療について記録書きます。

いまボディコネクトセラピーというトラウマ治療を受けてます。
これがすごいんで書きたい。
記録してないとどんどん忘れちゃうので。

●ボディコネクトセラピーとは

ボディコネクトセラピーとは、日本人の藤本昌樹先生(東京未来大学 こども心理学部教授)という方が開発された新しい治療法です。

トラウマ治療だけでなく、パニック障害への治療などにものすごく効果が高いもので、実際に受けていて正直、毎回、治癒の早さに驚愕してます。

実はいままでに普通のカウンセリングも受けたし、ピアカウンセリングもやったし、自助グループにも通ったし、売れる本を書いているO氏のカウンセリングルームにも通いました。
(O氏のとこはトラウマを刺激する性虐待とか、侮蔑、いじめなどの嫌な言葉を治療者が曼荼羅のごとく唱えるのを聞き続ける暴露療法で、自分は数年通って全然効果なく、なんか汚い言葉を聞かされ続けた疲れと、それをバカみたいに受け続けた自分への怒りだけ残ってます。一言で言えばクソみたいな思い出)。

それらすべての治療法の微々たる効果が吹き飛ぶぐらい、このボディコネクトセラピーの治療効果は自分にとっては凄まじいのです。

ボディコネクトセラピーってどんなセラピーか簡単に紹介すると、

①クライアントが自分で身体をタッピングしながら(たとえば合谷のツボとかを軽くリズミカルに叩く)

②治療者がゆっくり指示棒で視線誘導する(横、または縦に繰り返し眼球運動を反復させる。だいたい1回7往復)

というもの。

クライアントが自分で身体をタッピングして、身体に現在を強く意識させながら、ゆっくりとした眼球運動で脳のトラウマ処理を行うもの。

EMDRという眼球運動によるトラウマ処理の治療が非常に早く激しく眼球運動を行うのに比べて、たぶんとってもゆっくりな眼球の動きでトラウマ処理するので穏やかな治療となり、EMDRの治療上起こるパニックなどが起こりにくいようです。

治療の様子は本当にめちゃ穏やかで、外側から見ていれば「本当にこんなんで治療になるの?」と不思議に思うくらいだと思います。安全性がとても高い。

たった一回のとても穏やかなワンセッション90分で、本当に圧倒され続けていた悪夢のようなあのシーンが、しっかりと過去のことだとわかる状態になる。
そして二度とあのブラッシュバック感が起こらない。
こんな治療は私にとって初めてです。

●ボディコネクトセラピーとの出会い

私は小さい頃に母にかなりの暴力を受けてました。
思い出すと呼吸が苦しくなるほどの暴力、凄まじい侮蔑、愛されてないという苦しみ。まあ、普通に虐待受けてる人ならお馴染みのコースで、母は弟を溺愛する一方、私が病気でも平気で家に一人残してほかの家族全員でレストラン行くとかが当たり前の家族でした。
(このあたりごくざっくり書いててもみぞおちが「きゅーっ」ってなる)

いろいろ治療法やってても、暴力の現場を思い出すと呼吸が苦しくなるほど圧倒されるフラッシュバック感はまったく取れなくて、そんなときに『複雑性PTSDと発達性トラウマ』(杉山登志男著)という本の中で、ボディコネクトセラピーという治療法があることを知りました(この本はマジに名著なので、トラウマ持つ人は必読の書)。

とにかくなんとかトラウマ治療したい一心で、ボディコネクトセラピーを実施している、とあるカウンセリングルームの扉を叩きました。
(混むと困るので名前は書きません。ごめんなさい)

先生と最初のセッションでは自分のトラウマや過去の経緯を説明。初回は聞き取りが主で、ちょっとだけボディコネクトセラピーやったかな? すでに覚えてないけど、終わったら横になって腎臓をあたためてもらうボディワークをやっておしまい、でした。

すごかったのは2回目。
何十年も圧倒され続けていた幼児のころの記憶、実家の2階の部屋で母に暴力を振るわれていたシーンを思い浮かべながら、身体の経絡にあたるツボを指でトントンとリズミカルに叩きながら、先生が指示棒の先をゆっくり動かす指示にしたがって目を動かしていくのを、何回か区切りながら行っていくのを繰り返しました。
すると…90分が終わったら、あのシーンを思い浮かべたときの、呼吸が苦しくなる圧迫感、フラッシュバック感がなくなってました!
何十年も、あのシーンを思い浮かべたら、その圧倒されるフラッシュバック感から逃れられなかったのに!!!

私はそこから、ボディコネクトセラピーの治療に通うことを決断したのです。





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