LIAM GALLAGHER MTV UNPLUGGED
皆様今日も生きてますか? 僕もなんとか日々を耐え忍んで今日も無事きました。明日もがんばろう。
さて今日は先日リリースされた。新譜の紹介です。我らがリアムギャラガーの新譜。ライブアルバム『MTV UNPLUGGED』
お世辞抜きで今のリアムは過去最高の声ではないかと思う。そうOasis後期になるにつれ声がでなくなっていく様を見るのはあまりに辛かった。また逆にそれがいいというファンもいた。でも僕はやはりoasis初期のあの天まで伸びるような最高の声のリアムが大好きだった。
しかし自身のバンドBeady Eyeが解散後、リアムは絶望の日々を過ごし。そこからまたいくつもの苦難、挫折を乗り越えまた僕たちの元に戻ってきた。奇跡と言える復活を果たしたのである。これは公開が予定されているドキュメンタリー映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』で細かく語られるみたいなので非常に楽しみです。日本公開は延期になり今年の秋になるそう。ちなみにoasisの曲は兄貴ノエルの許可が下りなかったため使ってないそうです笑
話をMTVアンプラグドのほうに戻します。
MTVアンプラグトとはアコースティックを主体としたライブ番組なんです。そうTV番組なんですよ意外にも。そんなMTVアンプラグドを一躍有名にさせたのがNirvanaとクラプトンの二組でしょう。両者はこのライブの模様をアルバムにして発売させ。ライブアルバムとして最高の評価を得ている。この二組だけにかかわらずポールマッカトニーやボブディランなど数えたらキリがないほどです。番組自体は1989年〜1999年まで続いておりグランジブーム、ヘビィロックのブームとを表裏をなすようにアコースティックサウンドを要求される『MTVアンプラグド』はミュージシャンにとっても重要なアイコンだったのでしょう。
1996年oasisもこの『MTVアンプラグド』を出演の切符を手にしたのだった。
当時の彼らは『モーニンググローリー』の歴史的大ヒットを受け、とうとうアメリカでの成功を手にしようとしていた。その成功を決定的なものにするためにこの『MTVアンプラグド』の出演が重要な足がかりにんなることは間違いなかった。
ちなみにUKのバンドがこの番組に出ることは滅多にない。というかほとんどないに等しいです。そんな中でUKの若手バンドOasisの出演は特別だったものに違いない。
1996年の『MTVアンプラグド』は兎にも角にも非常に重要なステージだった、にもかかわらずリアムは当日喉の不調を訴えてドタキャン。当時のリアムはアルコールにドラッグ、暴言に暴力沙汰までまさに典型的なロックンロールスターの象徴的存在だったでドタキャンに対してはさほど驚きはなかったのだ。
だが自分のピンチヒッターとして全編を歌いきった兄のエルギャラガーのパフォーマンスが絶賛を受けたことでoasisのシンガーとしてのプライドに大きな傷を受けたことは間違い無いだろう。
この本番中にVIPルームからタバコをふかしながらこのノエルのパフォーマンスを覗き見るリアムがいた。ライブの終盤俺にも一曲歌わせろと迫ったがノエルがこれを拒否したエピソードはoasis好きにはお馴染みのエピソード。
そして2019年8月、因縁のステージ『MTVアンプラグド』へリアムは出演を果たした。そう23年前の自分の失態に落とし前をつけるために。
会場となったのは100年以上の歴史を持つ『ハルシティホール』このクラシカルな雰囲気が素晴らしい会場は是非映像で確認してほしい。オーケストラをバックに歌うリアムの歌声を一層引き立てている。
『MTVアンプラグド』のセットリストは全15曲、その中から10曲を収録されている日本盤にはボーナストラックに1曲追加されている。コンパクトな構成なのですが現在のリアムを象徴するセットリストになっており、ソロ曲とOasis時代の曲と半々の構成になっています。
面白いのはファンの多くが男性で曲間中に野太い声の「リアム!リアム!」の黄色い声援はアンプラグドライブでは異例中の異例で思わず笑ってしまったが、僕もお客さんと一緒に「リアム!リアム!」コールをしてしまいました。
やはりOasis時代の曲は大合唱が起こります。『Some might say』『Stand by me』『Cast no shadow』『Sad song』『Champagne supernova』リアムに負けじとお客さんの大合唱も聴きどころ、熱が半端ない。みんなリアムを待ってたんだ。
そしてoasis時代の曲でギターを弾いているのはoasisの初期メンバーのボーンヘッドだ。この2人は昔から仲良しでいつもつるんでる印象。特にリアムがソロに転向してからはかなりメディアにボーンヘッドも出るようになりましたね。もしかしたらOasis再結成のカギは彼になるのではないだろうか??
しかしボーンヘッド昔から少し髪の毛が心配でしたが、立派な姿になられて僕はなんだか少し嬉しかったです。
ソロ曲ももちろん素晴らしい。特に『Now that I ’ve found you』『Once』はOasis時代の曲に負けず劣らずの名曲レベルだと思う。特に『Once』の歌い出しの歌詞。
「夢は借り物だっていうけど、本当だよなと」噛み締めて歌うところから鳥肌が止まらない。今のリアムの等身大の姿、弱さを隠さなくなったリアムの本当の強さが宿っている。
稀代のロックンロールシンガー、リアムギャラガーここにあり。絶望、どん底を経験したロックンロールシンガーの完全復活を告げる1枚。
きっとノエルも聞いているんだろうなと思うよリアム。
だって今のリアムは本当に最高なんだよ。
皆さんも是非聞いてみてください。至高のライブ盤になっております。間違いないです!
それでは明日もこの場所で!!