241005(有休5日目)漫画20冊読んだから紹介した
※今日は10月31日だが、途中まで下書きを書いてた10月5日の記憶を辿りながら突然投稿する。2週間の有休期間中だけでも毎日投稿するぞ!と始めたnoteだったはずだが、想定範囲内の4日坊主なので問題はない。←?
・積読漫画消化
買うだけ買って読んでいなかった漫画やいつの間にか続編が出ていた漫画を一通り読んだので、読書記録がてら読んだ漫画の感想を簡単に記す。
わたしが好きな漫画のジャンルは主に「歴史改変SF」「デスゲーム」「ちょいエロラブコメ」の3つで、今日読んだ計9作品20冊も大体そのどれか。特に面白かったのは日本三國、まいまいまいごえん、20時過ぎの報告会あたりかなあ。
<歴史改変SF>
・ノブナガバース NOBUNAGA MULCHVERSE(1-3巻)
・日本三國(5巻)
・武士スタント逢坂くん!(5-6巻)
<デスゲーム>
・まいまいまいごえん(1-3巻)
<ちょいエロラブコメ>
・木更津くんの××が見たい(7-9巻)
・瓜を破る(8-10巻)
・番長!神絵師コイツです ※BL
・20時過ぎの報告会(1-3巻)
<その他>
・路傍のフジイ(3巻)
・ノブナガバース NOBUNAGA MULCHVERSE(1-3巻)
何百と存在する平行世界それぞれの信長たちが間違った存在として抹消されそうになるところを、織田家の末裔である現代の大学生が一人一人救っていく話。
言うなれば「並行世界の信長、どんな信長?」という大喜利であり、各信長にはそれぞれの大喜利的な特徴(女、子供、双子…etc)がありつつ、みんなカリスマ性があって魅力的。女信長はやたらムチムチでエロい。
わたしは『信長協奏曲』をきっかけに信長周辺と歴史改変SFを好きになったので、信長の色んな可能性を描くタイプの改変SFはやっぱ楽しい。信長協奏曲、23巻いつ出るねん。(もう2年半以上単行本の音沙汰が無い)
・日本三國(5巻)
現代文明が崩壊した近未来、再び戦国時代と化した日本の再統一を目指す、後に奇才軍師となる若き青年の伝説譚。ちょー薄っぺらく言うと、未来のディストピア日本版キングダムみたいな感じ。
時代や舞台設定が死ぬほど濃く緻密に作られてて、めちゃめちゃハイカロリー。最高に面白い。いま令和に存在するこの日本がどんな運命を辿って衰退し崩壊していくのか、1巻巻末の設定年表に「荒唐無稽な架空の産物です」と注意書きがあるのが嫌味なくらい怖くて妙にリアルだ。
登場人物もみんな良い。絵も綺麗、みんなまつ毛バサバサ。日本史上、例えば本多忠勝みたいなとにかくパワー系のありえん強い男も良いのだが、わたしは特に竹中重治(半兵衛)が好きで、どうしても「軍師」という肩書きが大変よく刺さる。(学歴厨のサピオセクシャルなので)つまり賀来さんがたまらん好き。デスゲーム系を見てる時もよく思うけど、自分がああいう場で戦うことになったら絶対頭脳派でいきたい。戦況を静かに見極めて、他の人の気付いてない角度から斬新かつ的確な作戦を提案したりしたい。でも実戦では普通に強いのが良い。かっこいいと思われたい。←絶対すぐ死ぬ
・武士スタント逢坂くん!(5-6巻)
現代にタイムスリップしてきた江戸時代の武士兼春画師が、漫画家のアシスタントとして働くドタバタアホエロコメディ。
と言いつつそんなエロくはない。かなりアホが勝つ。必ず最後にアホが勝つ。常識とかじゃない世界で話が進むので何も考えずに軽快に読めるが、軽快に読み終わるあまりあんま感想とかはないかも。
・まいまいまいごえん(1-3巻)
サンリオが公式で出している狂気の漫画。サンリオピューロランドの奥の架空の世界で、保育士2人と園児16人がデスゲームに巻き込まれるダークファンタジー。
可愛い絵柄に反し各話で子どもたちが躊躇なく無惨に"ゲームオーバー"していくので、サンリオの漫画として読むと普通にトラウマ。サンリオの既存キャラは基本出てこないし、マイメロが好きなだけの純真なガキには読ませないように。
園児にしてはませすぎでは?頭が回りすぎでは?という指摘は大人の思い上がりだと反省して心に留めつつ、もちろん園児らしい純粋な心ゆえのストーリー展開もあり、なかなか斬新で面白い。デスゲーム以外の要素も所々で登場し、3巻時点でまだまだ死に代(使って良い日本語?)も残っているので、今後が楽しみ。
全然関係無いけど、ピューロランドって女児の多いエリアとメンヘラが多いエリアが明確に分かれてるよね。
・木更津くんの××が見たい(7-9巻)
性への劣等感やトラウマを抱えた、"男性の自慰が見たい女"と"見られたい男"の出会いから始まる社会人エロラブコメ。
インスタのストーリーで見かけたこのインパクトの強いスタートに惹かれてまんまと読み始めたのだが、途中から登場して後半につれシーンを増やす主人公の男性上司があまりに好みでアツい。自他に厳しい仕事人間で、ガタイが良く関西弁。仕事が出来る人間のエロい顔って最高ですよね。自分にだけ見せてくれよ。
・瓜を破る(8-10巻)
アラサー処女&童貞の恋愛を中心に、恋愛や性を拗らせた人々を描く群像劇。ラブコメというよりヒューマンドラマと言った方が近く、今年ドラマ化もされたらしい。
これもインスタのストーリーで知って読み始めた作品の一つであり、ちょいエロ漫画のSNS広告効果はわたしにおいて抜群である。
メインに描かれてるアラサー処女&童貞カップルの歯痒くもまっすぐでほっこりした話はこれはこれで良いのだけど、わたしがインターネットに染まってしまっているせいか、ガチの恋愛弱者同士の恋愛はもっとグロいだろうなとかつい余計なことを考えてしまった。アラサー処女&童貞を必ずしも恋愛弱者と断定するわけでは決してないが(ただ恋愛及び性的関係の構築を"望んでいながら"至れていないのであればそれはまさに恋愛弱者の定義だが)、よく「真の弱者は助けたくなるような姿をしていない」と言うように、ガチの恋愛弱者同士が必ずしも本作のキャラクターのようにきちんと魅力的で、それを互いに見つけ合える人と出会えて、上手く愛し愛されるとは限らない。勿論本作の中でも物語的な紆余曲折が描かれてはいるが、実際はもっとキツくてグロくて可愛いお話にはならずに終わるケースもたくさんあるだろうな、などと考えて勝手に絶望的な気持ちになった。わたしも全然恋愛弱者なので許してください。
・番長!神絵師コイツです
密かに思いを寄せる幼馴染をモデルにした自作同人誌が本人の元に渡ってしまい、一緒に作者(※自分)を探す羽目に…というギャグコメBL。
筆者の「デカくて強くてかっこいい攻めが好きです!」には共感するが、攻めの天然属性にそこまで惹かれないのと、片思いするのは攻め派なのであまり刺さらず。あとギャグコメは好きだけどもう少しリアリティが強い方が嬉しい。わたしは年下攻め×ツンデレ受けが好き。
・20時過ぎの報告会(1-3巻)
恋愛や性、人間関係のいざこざなどを赤裸々に語り合うアラサー女子たちの報告会、という形式の短編集。
女子会らしく失敗談や愚痴も数多かれど、いわゆる"させ子"みたいなネガティブに股の緩い女が出てこないところが良い。
上記した『瓜を破る』や、例えば『来世ではちゃんとします』、『ワンナイト・モーニング』などいわゆる恋愛や性を拗らせた男女たちの人間ドラマって、「あーこういうのあるあるだと思ってんだろうなー、こういう展開にしとけば共感得られると思ってんだろうなー」というのが透けて見えるとかなり冷めてしまうのだが、本作はそこらへんのノイズがないという意味で読みやすく面白かった。
20代も後半になれば当たり前なのかもしれないが、わたしの周りは真面目に着実に彼氏と数年付き合ってきて今年一年で結婚した人も少なくないし、既に同棲してたりその準備をしてたりする人も多く、それ以外は逆に全く恋愛する気がないような人がほとんどで、飲みの場では大抵いつもわたしだけが話題を提供する側に回るのが少し寂しい。(別にパートナーがいてもいなくても話題は幾らでもあると思うのだが、どうやらみんな平和な恋愛をしている)本来は自分の人生や恋愛をコンテンツ化している場合ではないのに、人に話して昇華しないとやってられないことが多すぎて、ならばいっそ本作のように、同じような話を同じテンションで語り合える友達が欲しいなと少し寂しくもなる。憧れの女子会欲を満たしてくれる作品。
・路傍のフジイ(3巻)
そんな俗欲や煩悩に塗れたわたしと正反対なのが、本作の主人公・藤井。マウント、承認欲求、コスパ・タイパなど、それらに囚われた人々を愚か者として懲悪的にスカッと痛快に描く作品は多かれど、そういう俗世的な価値観の外側で淡々と真逆の生き方をする藤井を通して真の豊かさを静かに問うてくるのがこの作品。ガチの恋愛弱者は…などとほざいている自分が恥ずかしくなりますね。
幸せの概念ごとぶち壊してくる令和のニューヒーロー、なんてキャッチの通り今の時代にウケそうな話ではあるんだけど、それでいて別に世俗的に生きる人たちを否定したり馬鹿にしたりするわけでもなく、あくまでただ自分の人生を生きる藤井が描かれてるところが優しくていい。
個人的に、最近SNSで定期的にバズる「生きてるだけでえらい」「やりたくないことはやらなくて良い」「全部適当で良い」「みんな死ね」みたいなニュアンスの極端で非建設的な精神論(テレビ番組とかで芸能人が発したパワーワード貼って「このメンタルで生きたい」とか言ってるやつ)がすごく気持ち悪くて、意味無いのにみんな求めてるのが意味分かんなくてすごく怖い。みんな参考にするとかではなく「あーこうなれたらいいなー」って脳死でいいねしてるだけで、本気でこれを日々実践してるわけじゃないのは分かってるけど、脳死でこれいいねして本当に人生楽になる?実戦するのは同じくらい難しいかもしれないけど、傲慢で極端なメンタルに憧れるより、藤井のような静かながら確かに自分らしく生きる道を目指す方がよほど精神的に救われると思うんだけどな。まあどちらも結局実践しない人が殆どなんだろうけど、本作のような話が話題になり、多くの人々に届いているのは良いことだと思う。(めっちゃ誰)
10/5に読んだ積読漫画の紹介、終わり。
昔から読者感想文がとにかく苦手で、親や先生によく「これはただのあらすじ!」と注意されたのを思い出しながら、出来るだけただのあらすじにならないように頑張った。また面白い本読んだら感想を残しておきたい。
・香水、お茶
10/5に撮った写真が残っていたのでこれも記録。(この頃のわたしは、毎日家に引き篭もりながらその日の気分に合わせて趣味である香水を纏いお茶を淹れる優雅で豊かな生活をしていた)
香水はCARONのローズ・クラコントゥ。華やかな薔薇の香りにまさかの胡瓜の香りを調合しているらしく、最初店頭で嗅いだときに胡瓜すぎて笑ってしまった。面白すぎて半分ネタのつもりで購入したが、胡瓜の瑞々しさが想像以上に薔薇と相性が良く、わたしがあまり好まないローズの香りもしつこくなく楽しめるため、夏に重宝したひとつ。確かこの日がめっちゃ暑かったので、残り少ないだろう夏を感じるために選んだ気がする。まあずっと家にいたから外気の温度は何も関係ないが。
お茶はドライフルーツとドライフラワーがたっぷり入ったジュテーム・ミニョン。CARONの瓶の形が最高に可愛いので、こちらもビジュ重視でチョイス。フルーツティーと言いながらお茶は入っておらず、お湯を注ぐとハイビスカスやローズヒップの酸味が香るピンク色の液体になる。そんなことしない方がいいが、一通り淹れ終わったあとはお湯を含みジューシーさを増した桃やパイナップルのドライフルーツを普通に個別に食べている。勿体無いから。美味い。
以上、10/5の記憶を辿った記載でした。
最後に、本noteについて。
当初は有休期間中(2024/10/1〜14)に1日1記事更新することを目標に掲げながらたった4日でスピード頓挫した本noteだが、更新をサボっている間に有休もアベイラブル期間も終わり、明日(11/1)から次の案件が開始する。
ただ、10月中の話も記憶を辿りつつ何件か書きたいし、これから先も何かしら文章に残しておきたいことはあると思う。毎日どころか週に一度更新するかも怪しいが、折を見て更新したい。よろしくお願いします。