晩春の折り返しに初桐、初卯の花
雨催ひ 葉桜曇桐曇 躑躅石楠花卯の花曇
本を二冊買いたくて御茶の水へ。三店巡って、一冊は手中にしたものの、もう一冊は出版社にも在庫なし。
空は雨が降らないのが不思議なほどの色。「花曇り」の語を思い出します。
今はもう葉桜曇、躑躅曇と思ったら、
石楠花、桐の花、卯の花にも出逢えました。この三つは夏の季語です。
夕暮れ、こまかい雨が降り、青葉の匂いもそよぎました。
今日は弥生望の日。晩春も折り返しです。
空気は早春の涼しさでしたが、夏が挨拶してくれました。
このまま大好きな夏を迎えられそう。そう思えてくる六十一の初日でした。
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