流しPCが思い出される旧暦三月三日
パソコンのもぬけの殻を眺めをり 身代はりとなり四年で果つる
今日は旧暦三月三日。桃の節句。上巳です。弥生の初めの巳の日。へびは脱皮をして生まれ変わるから穢れを祓う行事の日となったようです。初めの巳の日が、のちに三日と定まったらしいのですが、今年はちょうど今日三日が乙巳、巳の日! ちなみに乙巳の変を思い出すのは日本史好きの人ですよね。
私は今年の二月、PCが4年と持たずに壊れたので、買い換えました。残ったケースが脱皮に思え、厄年の私の身代わりになってくれたのでは?と捉えることにしました。わが郷土には流し雛という風習があります。自分はPCに厄を託し、川に流していると感じられたのです。
もぬけの殻のケースを眺めたくなった旧暦三月三日。今日は大安でもありますから、皆さんもプチ節句をしてみてはいかがでしょうか。
方法の一つは草餅を食べること。よもぎは邪気を祓うと言われます。
春の季語でもある草餅。私もこのあと買ってきます。
※上記の歌は倒置です。
口語にすると、「身代わりとなって四年で果てたパソコンの……」