【人生】あなたの幸せは、誰かの希望になる。
長い間、
自分は幸せになってはいけないんだと
ずっと思い込んでいた。
過去の過ちや後悔の重みを背負い、
それを自分への罰のように感じていた。
むしろそれを背負うことで
一種の安堵感さえ生んでいた。
自分には幸せになる資格がない。
そんな思いが心の奥底で渦を巻いていた。
自分のことは蔑ろにして、
同じ過ちは二度と繰り返すまいと
ただひたすら周りの人たちを
幸せにしたいとばかり考えていた。
おそらく良心からではなく
その原動力は、罪悪感だ。
それが自分の存在を許してくれる
唯一の道だと信じていた。
でも、ある日ふと気づいた。
疲れ果てた心で笑顔を無理に作りながら
他人を幸せにしようとしても、
本当の幸せは生まれないということに。
心というものは、澄んだ湖のようなもの。
濁った水からは、
きれいな水は生まれない。
同じように苦しみや後悔で曇った心からは
純粋な幸せは生まれないのだ。
そう。
周りの人を本当の意味で
幸せにするためには、
まずは自分自身が幸せでなければ
ならないのだ。
私たちは一人ひとりが
周囲の人たちに影響を与える存在。
あなたの笑顔が、誰かの心を温める。
あなたの幸せが、大切な人の幸せとなる。
あなたの心の平安は、
周りの人たちに安らぎを与える。
だから私たちは
幸せになる「義務」がある。
それは重たい責任ではない。
自分自身への最高の贈り物だ。
過去の過ちは
確かに自分自身を形作った一部だ。
でもそれが自分という人間の
全てではない。
そして何よりそれらは
自分の未来を永遠に縛るものではない。
今日から、少しずつでいい。
自分を責めることをやめて、
自分を大切にすることから始めよう。
それはあなたが愛する人たちへの
最も美しい愛の形なのだから。
あなたの幸せは、
きっと誰かの希望になる。
幸せになることを、恐れない。
それは私たちに与えられた大切な使命なのだ。
過去の自分と、
亡き母へ贈る言葉。
そんな感じ。