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少しこだわる七味唐辛子

年末から正月の膨満感と、おせち料理の出汁と醤油ベースの味からやっと落ち着き、食事は通常に戻りました。

今日の昼食はあっさりしたものが食べたかったので、湯豆腐にします。昼は食事にかける時間が少ないので、土鍋を使わず普通の鍋に昆布をしき、豆腐を温め、器によそいました。

湯豆腐って何を付けて食べますか?私が娘として家にいた頃は、母が作る海苔の佃煮を出汁で割ったような、甘口のたれで食べていました。今はポン酢が多いのですが、それって冷ややっこ豆腐と同じになってしまいます(関西人はポン酢が大好き)。たまには甘口のたれにしようと、海苔の佃煮を少し昆布の煮汁緩め、豆腐のたれにして上からかけました。

ただ、少し甘すぎるので、七味唐辛子をたっぷり振ります。好んで使う七味唐辛子は、よくお寺や神社の参道にある唐辛子屋さんでブレンドしてもらったものです。単に味を辛くするだけでなく、香りがとてもいいのです。

私は蕎麦が好きなので、いつも山椒を多めにブレンドしてもらます。蓋を開けた時のふわっと上がる山椒の香りと、これから食べる蕎麦の期待とで、最高の食事の始まりです。お値段も手ごろで数か月は楽しめます。

ちょうど最近参拝した神社の参道にお店があったので、柚子好きの友人のために柚子をブレンドしたものも買いました。これって案外地味に喜ばれます。

話がそれましたが、今日は、この山椒の効いた七味唐辛子をかけることによって、甘口の海苔の佃煮の野暮ったさがなくなり、美味しい昼食となりました。いただきます。


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