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課題山積!新年のご挨拶のはずが色々やることが巡ってきた。 #ヘップサンダル
契約した税理士さんに去年の売れ行きが「農業みたいですね」と言わせてしまったむねです。
#税理士さんごめんなさい
#収穫の蓄えを切り崩すスタイル
新年おめでとうございます。
かろうじて間に合ったことにして下さい。
■型に忠実に
2020年。
年明けにヘップサンダルの単品ブランド「HEP」を立ち上げました。
初めての展示会は2月のこと。
このタイミングでのデビューは狙ったものでもなく、あの時期がブランド構想から最も早く世の中にお届けできるとの判断でした。
*もう少し遅ければデビューは頓挫していたと思います。
そのあとの時代の変化はご存知の通り。
ブランドの展開は計画と大きく異なることとなりましたが、どうにか最初の山で瞬間最大風速を起こすことに必死でした。
奇をてらった技などなく、学んだ「型」をなるべく忠実にやった感じです。
#受け売り
■同業他社の分かれる反応
準備期間から今日までの約3年間、同業他社から協力工場・資材屋さんまで、たくさんの方々と出会う機会がありました。
彼らの反応はきっぱりと分かれます。
・手放しに応援してくれる人
・できっこないと腐してくる人
・(下火の現状を受けて)助けを求めてくれる人
・(下火の現状を受けて)そっとしててくれ〜とやんわり思ってる人
応援してくれる人には、その期待に必ず応えます。
(きちんとその取り分も共有したい!)
できっこないと腐してくる人は、その手のひらを返させます。
「な?言ったやろ?」だなんて台詞を突きつけることは絶対ないので、そのときは最初から応援してたフリをしてください。
気持ちに寄り添い、ぼくは味方です。
助けを求める人は、具体的にどうにかします。
(「そろそろ注文ないの?」だなんて、マジでいつも良い意味でプレッシャーをありがとうございます)
■そっとしててくれ〜勢
時間を掛けて対話したいのは、「そっとしててくれ〜」勢の皆さん。
世の中からそーーっと淘汰されつつある業界を、もう一度”盛り上げたい”だなんて自分本位甚だしいわけで。
※若者の皆さんはココ気をつけたほうがいいですよ
熱意と気持ちを共有しようと焦っても仕方がないので、時間を掛けて何度も膝を突き合わせてやるしかないと思っています。あとは結果で魅せる。
#得意じゃないけど傾向と対策さえ掴めば
そして小さな小さな地元産業にも歴史あり。
様々な政治的な何かが存在することもわかりました。
「あの人に先に話を通さないと無理」とか、「できるけど、今までそのやり方でやったことがないから無理」だとか云々カンヌン。
一時は、フル無視で異端にやることがかっこいいとか思っていましたが、巡り巡る歴史です。
その人達にもきっと何かに抗って築き上げた時代(主にバブル期)と正義があるはずで、その辺りのことも学びながら、丁寧な付き合い方を模索しています。
■ものづくりあるある
日本のものづくりで常々語られる”高齢化と人手不足”の問題は、ご多分に漏れず切実です。
過去には出来た工程が今はできないとかザラにあります。
誰もできない製造工程は、引退された工場さんから機材をどうにか譲り受け、自分の手で担っています。
作って届けなきゃ。#ヘップサンダル #hepsandal pic.twitter.com/mdwRxft1ZP
— むねサンダル (@mune16) September 4, 2020
そうして救われる工場があれば、産業全体が死なずに済みます。
”作るところから届けるところまで”を地で行く川東履物商店です。
■第一希望が通らない。そのときどうする
「今年こそ、一念発起して挑戦しよう!」と思っている人も多いと思います。
ただ、こと挑戦においては”一番やりたかった手法が取れない”みたいなことが訪れます。
挫折したり「やっぱできなかったなー、これくらいで諦めよう」と言いたくなる瞬間第1位です。ぼくもそうです。
けど、そのときにリーダーや経営者と呼ばれる人たちはきっと問われるのでしy以下割愛。
上記は再度の緊急事態宣言をうけてのsioの対応。
鳥羽さんのもどかしさと発想の転換。いつも感化されていますヨウチェケ。
何者でもないぼくたちが理想を描いて挑戦するとき、それは第一希望が通らないことの連続で、ときには”折り合いをつける”だなんて生ぬるい言葉で済まされない判断に、ほぼ毎日迫られます。
それでもやっているのは、ぼくの場合、作り手さんの背中を見てしまったから。
肩身の狭い思いをしながら、履物に従事する作り手さんの丸い背中を見てしまったそのときから、なんとか皆んなが誇れる産業にしたいと考えるようになりました。
■一過性のものにしない
全部売約済みです。
— むねサンダル (@mune16) August 19, 2020
ありがとうございます。
汗だくだ〜☀️
ご興味ある方は、こちら覗いてみてください。https://t.co/Qja1pTXZHy#ヘップサンダル #hepsandal pic.twitter.com/rsoIbEWsth
デビュー年というアドバンテージを引っ提げて、瞬間最大風速を狙っていましたがそれも過去の話。これを一過性のものにしてはいけません。
作り手さんにお仕事を安定して供給するには、ヘップサンダルが生活道具の定番品にする必要があり、『普遍的なアイテム』にしたいと思っています。
* その昔、ヘップサンダルは日本家屋の生活必需品だった!
もちろん、商品はそれに耐え得る品質にもっと上げていかなければいけないです。
となるとバズっててもしゃーねーわけで、描くべきグラフの角度は派手であってはいけないです。
■全然知られてない状態
HEPが知られているのは、まだまだ手の届く範囲。
甘んじて打ち手を止めず、次の施策の準備を進めています。
※ここでキャズム理論と検索して出た表をただただ貼っておきます
既存のファンの方に向けて新しい企画を進めると同時に、その存在自体がまだまだ知られていないのが現状です。
全国に「届けシロ」がまだまだあるはずなので、可能な範囲でぜひ今年も足を運びたいと思っています。
■新年のご挨拶のはずが…
書いているうちに、どんどん書きたくなることが増えて来て、今年もやらねばならないことが山積みだと気づいてしまいました。
やりたいことと、やらなければならないことをもう一度きちんと整理しながら、今年も頑張ろうと思います。
最後になりましたが、挑戦するのはいいもんです。
そして一度、最後までやりきることがお勧めです。
あなたの挑戦を応援しています。
今年も応援のほど、どうぞよろしくお願いします。
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作り手さんとぼくが喜びます。
今年もよろしくお願いします。