【作成】3C分析①

連休中、noteに書く習慣を見事、置き去りにしたmuneです。続けるって大切ですよね。

それでは前回の続きです。

■始まっていた3C分析

セグメント分析を行うと、自然と自社競合が浮かび上がってくる。3C分析をすることに繋がっていました。この分析を、何度も行ったり来たりを繰り返して精度を上げていきます。

■理想と現実

現在、私が卸売りで取り扱っているヘップサンダルと、近い未来つくる「ヘップサンダル」の新ブランドは、似て非なる履物です。

言い換えるとお客さんが異なる。恐れずに言うと、そもそもの狙っている客層が違います。

それらを洗い出す作業を5W2Hを用いて行いました。(5W1Hや5W3Hなど、様々なパターンがあるんですね。知りませんでした)

■5W2H

最初に作成した5W2Hの比較図

こちらは私が6月頃に作成した分析です。
左側が現時点でのヘップサンダルの購買動機。右側が私が目指している新しい「ヘップ」ブランドの姿です。私の意思でもあります。

■Who

要は、ファッション感度の高い層を狙いたいんです。

これ、当初はこの牌(パイ)へのターゲティングは避けようとしていました。なぜならアパレルで戦ってしまうと、それはサンダルブランドのメッカに飛び込むようなもの。ライバルがたくさんいるからです。(#レッドオーシャン )

けれども改めて「モノづくりの背景やストーリーを気にかける人たち」ってどんな方なのかと考えて、自分なりに突き詰めてみました。すると私の中でひとつの答えが見つかりました。

モノのストーリーまでチェックする人
=お洒落感度の高い人

この仮説が正しいかどうかはまだわかりません。しかしモノを選択する上で、生産背景やブランドヒストリーを吟味する人は、軸があってお洒落な方(感度が高い)が多いと。そのように私は考えました。それはうんちく好きな男性だけに限った話ではないです。世代だって問わないです。さらにはミニマリストであろうが、マキシマリストだろうが関係ないと思うのです。

自分軸を持ち、吟味して買い物できる方を尊敬しています。そういったこだわりを持った方たちに、自信を持ってお勧めできる履物を、私は提供したいです。当然といえば当然なのでが、実際はハリボテで、キレイ事を並べただけのブランドが数多くあります。そんなブランドを置き去りにできる存在になりたいのです。

■When

買うタイミングって難しいんですよね。「いつ」買うかというのは、ほぼイコールで「自分が欲しくなったとき」だと思うのですが。

実際問題のところ「サンダル欲しくなってきたなー」って、夏以外になかなかならない。サンダルを履きつぶした買い替えのタイミングか、あるいは引っ越しや新居で必要になったときなどでしょうか?

訴求したいのは3つのきっかけです。

1.ストーリーに共感してくださったとき

2.手軽な履物が必要になったとき

3.土産品や記念品を探してるとき

1.について訴求するなら、間違いなくブランディングの建て付け精度を上げていかなければならないです。また、鮮烈なデビューで印象を与えることも大切ですが、同時に育てていく部分でもあります。

2.はリアル需要で購入いただくタイミングですね。ここのお客さんにどれだけ買っていただけるか、そして満足していただけるか。とても重要です。当然ですが、最低限の商品力や機能を保証する必要があります。

3.は、私が新たに加えたいヘップの価値です。「履物そのものがほしくなったとき」という購買動機に加えて、そこでしか手に入らない「記念品」としての購買動機。持って帰ったあとでも、実際に近所履きとして履けるし、それを見た時に旅先やそこで体験したことを思い出す装置にもなるので一石二鳥というのを狙います。

■Where

そもそも、現在売られているヘップサンダルは、世の中の人に知られていません。原因のひとつには、売っている場所を知らないという問題があると考察しています。つまり売っている場所に人が集まっていない

ですがヘップサンダルは今日もどこかで売られています。以下のような場所で取り扱われています。

現在のヘップサンダルの主戦場

ここに置かれているというのは、完全にミスマッチです。「ついで買い」の他に、何も訴求できません。

一方で「手軽に履けるちょっとお洒落なサンダル」だって、今日もどこかで買われています。ただ、たちまち思いつく専業ブランドは少ないです。総合ブランドの無印良品3coinsGUといった感じでしょうか?ベンサンが近年、スポットライトが当たってきました。あとは雑貨屋さんにある、名もなきクロックス「みたいなやつ」ですね。

【ちょい履き】でgoogleに現れる名もなき履物たち

「ちょっとお洒落で手軽な履物といえば〇〇!」といった専業ブランドは、お客さんの頭の中にまだないのです。総合ブランドの1ピースで少しあるくらい。「探したけれど見つからない」のです。ファッションビルやモールを歩いてたら「あ、あった。」みたいな感じなんですね。まだまだ探す気ですか?(私がそのブランド、つくります。)

以下は、実際あった私の知り合いで新築を建てた時に聞いたお悩みです。

新築を建て、早速バルコニーや玄関口で履けるような手軽な履物を探していたそうです。折角の新居だし、ちょっとカッコいい履物で揃えようと気合を入れて買い物です。しかし、靴屋さんやネットで色々探してみても中々良いのがない!

私が現在進めているこのブランドのお話をすると「それ!そんなのを探してた!」ということでした。(早くローンチさせます!)

探している方たちのニーズと、それが手に入る場所をつなぐ動線をデザインすること。とても大事と思った瞬間でした。

表では「宿、銭湯〜…土産屋さんで」などとぶっこいていますが、改めて取り扱われるべき場所を熟考する必要がありそうです。

例えば雑貨屋さんだとどこが相応しいとか、ライフスタイル提案型のショップが良いのかとか。ECでは自社HPか、どこかに出店すべきかなどなど。

それでは残りのWhat / Why / How / How match はまた次回!


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