女子と学歴(3)〜学歴の せい?でなんだか やりにくい~
「学歴とは」というような話をすると、誰からもあまり楽しそうな反応が返ってこないことが多いです。卒業して何年も経っているのに今更!?感もあります。
地域によっては小学校から学歴について考えさせられますし、その後も中学受験、高校受験、大学受験、そして就職、就職後のポジションにおける影響、また特に結婚等、様々な場面で「卒業した学校名」を聞かれたりします。それぞれ自信を持っていたり、あるいは本当は●●大に行きたかったのに落ちてしまった、などの何らかの思いを抱えているものの、今はもうみんな卒業しているので、改めて考えることもかなり面倒くさいです。
なんかもう毎日、シャンプーしたかどうかを忘れて、えいや!ともう一度シャンプーしたらすごく泡立ったり(これはアメトークの「オジサンたち」の回でやっていたが、自分もそうなってきている)、昔あんなに美味しかった焼き肉がもうそんなに食べられないとか、10年以上前にロッキンジャパンフェスで見たサンボマスターに当時は涙したのに、今は同じ曲の歌詞に全然ピンとこなくなってしまったとか、夏フェスもトイレが近すぎて全く楽しめないとか、恋愛ドラマを見ても誰が誰だかわからないし、それにしても最近の日本のバラエティ番組がつまらなすぎるとか、かといってyoutubeも全然ピンとこないとか、色んな意味で年も取ってきたのに、今更学歴の話なんて、同窓生同士だけでワキワキと内輪の思い出を話す分にはいいけれど、分析なんてされても、面白くもなんともないというか、なんか気持ちが悪いというか、自分もこの文章を書きながら、なんで今更こんなことに囚われているのか…と、なんとなく脇腹のあたりに、むずむずした嫌〜な気分が走ります。
まず語りにくい理由の一つに、
・「色々語っているが、ところであなたはどこの学校卒なのか?」と思われる
というのがあると思います。まずこの「どっちが上か下か」のポジションどりのわかりやすい道具になる点が非常に厄介です。
・誰もが何らかの、時には屈折した思いや、プライドを「学校名」に対して持っている
・やっぱりなんだかんだ言って影響は生涯にわたり大きくある
特に女性が社会で期待される役割は、男性が中心になっている組織で、男性のプライドを損ねないよう、程よい距離感で、しかし結構重要なサポート(場合によってはサポートというか実質の仕事をやっていたりするがその仕事はあくまでも中心の男性がやったことになっていることがよくある)を求められることが多い気がします。
つまり誰かからの指示を受ける立場になることが多い立場なのに、往々にしてその指示を出してきた人のプライドを損ねないよう、程よい立ち位置にいなければならないことが多いのだが、指示を出される女性(特に若い女性)側が、指示を出す側の人よりも難しいとされる大学等を出ていると、「なんとなくやりにくい」と思われてしまうという可能性が上がる。また、有能なのだと勘違いされ、思ったほど仕事ができないと思われた時に鬼の首を取ったようにコキおろされる可能性が上がる。
これを「学歴の反作用」と名づけたいと思います…。(その4へ続く)