見出し画像

『璦憑姫と渦蛇辜』連載終了記念のおまけ

2021年から途切れながらも書き続けてきた長編連載『璦憑姫と渦蛇辜ータマヨリヒメとワダツミ』が今年6月に(いちおう)完結しました。

登場人物の人気投票なんかもしちゃったりしてみたところ、ご反応をいただき浮かれながら投票結果発表&イラストの準備をしておりました。

が、ふと手が止まってしまい………。

これを描き終えたら本当に終わってしまう、という気持ちがあったんでしょうね。
まだお別れをしたくない、とぐずぐずしていたらなんとびっくり、年末になっていました。いかんいかん。

今更になってしまいましたが、やり残しのまま新しい年を迎えられないので、大晦日の駆け込みで『璦憑姫と渦蛇辜』人気投票の結果発表といきましょう!
ジャジャン🎵



凪女…2票
 タマヨリ…1票
亥去火…1票
浪…1票
兄ぃさ…1票
亜呼弥…1票

でした。
いかがだったでしょうか?
作者としては意外のような、そうでもないような………。
それでも何よりご反応いただけたことが嬉しいです!
投票ありがとうございました!そして長らくお待たせしてしまってごめんなさい!!!


続きまして、お目汚しのお絵描きコーナーです!

凪女(ナギメ)

凪女には浜木綿(ハマユウ)の花のイメージがあって、本編で絡ませられなかったのでイラストで共演です。
彼女はもとは人間。乙姫に命を救われてから無期限に海底で過ごす日々。その中でタマヨリの存在がどういうものだったか。
感想などいただいて、諦観と優しさの人である凪女の「育む」才に気がつきました。


璦憑姫(タマヨリヒメ)

タマヨリはこれまで私の中にはいなかったタイプの主人公でした。どうやって書いていこうかと頭をひねりましたが、気がつくとタマが物語を切り拓いてくれていて、私は乗っかるだけになっていました。
乙姫と凪女のもとで訛りは矯正されるはずでしたが、タマが頑なに島の言葉を使うので結局そのままに………。
全編通じてタマヨリは成長してますが、最初は10歳くらいでラストは16歳の見た目で実際は30近い、という設定でした。
年齢については明言してないからどういうイメージが持たれたのか気になっています。


イサリビとロウ(幼少期)

だれだ?…………ってなりますね。
これはスピンオフの読み切り『王の座 波の座』から、幼少期のイサリビとロウです。
ふたり合わせての投票だったので、ふたりで一枚にしました(OK?)

向かって左が亥去火(イサリビ)で右が浪(ロウ)ですね。この頃はもう海賊です。
今でこそガッチリ体型になった男二人ですがかわいいころもありました。
(よかった大人の方のリクエストでなくて………、筋肉描けないよー)

亜呼弥(アコヤ)

亜呼と浪の娘、亜呼弥です。
お母さん似なんですが、この三つ編みいっぱいの髪型は最初は浪のイメージでした。
おしゃれ大好きで島のファッションリーダー。でも不知火からは(そこのところは)無関心。
手先の器用な浪が、たまに結ってあげたりもします。島暮らしで暇潰しに色んな髪型を考案してそう………。
それでも暇が加速して、空をみてたら自力で地動説に辿りつきます、彼は。そんな父のいる娘………。


兄ぃさこと海彦

ギリシャ神話では神に愛されるのは美少年と相場が決まってますが、兄ぃさは………まあこんな感じなのです。
髪も自分で結えないのでタマが結んであげてました。自分の影と半日遊べるタイプのお兄ちゃんです。
でもタマのためなら全力でお兄ちゃんを遂行するタイプのお兄ちゃんなのです。



読んで下さる方がいて、『璦憑姫と渦蛇辜』を書き終えることができました。

最後がへたっぴな絵でごめんなさい!



ありがとう。とってもとってもありがとう。

新しい年があなたに良い年でありますように。

またどこかでお会いしましょう!



いいなと思ったら応援しよう!

アイウカオ
読んでくれてありがとうございます。