20220929
実家に帰った。
帰省は毎月1回のイベント。
今月はこんなことがあった。
今こんなことをしている。
なんでもかんでもお母さんとおしゃべりをする時間。
リモートワークをしている兄は、お昼の時間だけリビングにやってきて、話に参加する。
お母さんの話に、学びだな….と思うところがあり、メモを残していたので今日はそのまとめ。
兄の職場には一緒に働いている主婦さんがいるらしい。先程述べたように、兄はリモートワークをしている。ただ、少しずつコロナが落ち着いてきた今日この頃、週2回ほど会社に出勤したりすることが増えてきたそうだ。
久々に出勤し、身近にはいない"主婦"という存在が兄にとってはとても刺激があるそうで、話のひとつひとつが発見だとのこと。
そんな主婦さんから、ある日相談をされた。
「子どもがなかなか言うことを聞いてくれない。そうすると私もイライラしてきて、ついには叩いてしまう。手を出すと、そのあと必ず自己嫌悪に陥る。それがわかっているのにも関わらず、イライラが止まらない。どうしたらいいのか….」
"子育て"というものをしたことがない兄はもちろんわからず、なんと言ってあげればよかったのかとても悩んだらしい。どうアドバイスをすれば良いのか。。
自分が子どもの時、お母さんはどうしたのだろう。
兄はお母さんに聞いてみた。
お母さんはわかるわかる、と頷きながら聞き、
「目一杯くすぐってた!」
と。
イライラするのは仕方がない、それだけ頑張っているのだから。でも、叩くのは良くない。だから思いっきりくすぐる!ギャハハハハ!!と笑ってくれるし、目一杯くすぐることで自分自身も発散できる。そして子どものトラウマにもならない。
なにより、手を出してしまったら他の子に対しても叩いたりするような子に育ってしまうから、絶対にしない。と。
職場の主婦さんにこのことを伝えたところ、とてつもなく参考になった、と仰ってくれたらしい。
この話を聞いて、あぁ、私はこのお母さんに育てられたのかと。なんて素敵な人なんだろうと、改めて感じた。
誇りだなぁ。
私は今年29になる。
結婚もし、子どものことも考える今日この頃。
一人で子育てをしていたらパンクしてしまうだろうなと、周りの人たちを見て思うこともある。
ただ、お母さんに育てられたということ。
そして子育ての先輩であるお母さんが身近にいるということ。
とても恵まれているなと、改めて感じ、覚えておきたいエピソードだなと思った。
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