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写真集を作る思考法 vol.1
写真作品とはなんだろうと考えた時、その一つに「一貫したテーマ」に添って並べられた写真群のことを指すのだと思います。時にそれはミニチュア写真で空撮された本城直季の「small planet」のように同一の手法によってまとめられるケースもあります。
ただ手法だけでまとめるのは見る側には非常に飽きやすいものがあります。ステートメントや本城氏の前後の作品を見ればなぜその手法を取ったのか、実のところミニチ
脳がアップデートを拒めるか
誰しもが気にしている訳でもないだろうが、今やスマートフォンなりパソコンを使っていると突然やってくるアップデートのお知らせ。慣れた人ならアップデートの弊害などを考えて行うものだが、自動アップデートで知らぬ間に更新が行われているように設定されていることも多い。
アップデートすると元のバージョンに戻すのはちょっと面倒だ。場合によっては不可能なこともある。ただ我々の脳の「アップデート」となってくると話は
明日から新作展、備忘録
明日から新作展「ヘリサイド」が始まります。それに当たって、今の今現在思うことを記しておきます。
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僕がいつ写真の世界に入ったのかは定かではないが、2000年8月13日に奈良原一高氏の「人間の土地」に雷のような衝撃を受け写真という存在を意識し出したのは日記に残っているので間違いない。
50年以上前の作品だろうが、それに感化された私は「陽のあたらなくとも立派に生きている人」の存在を写さなく
連載中:新潮社yomyom発売
写真都市論「東京デストロイ・マッピング」連載中の、新潮社yomyom50号が発売になりました。
今回は銀座。めまぐるしい勢いで新陳代謝を繰り返し、情報を発信し続けてきたショーウィンドウとしての銀座に今変化が起きている。それはかつて水路が流れていた銀座が持ち続けている特質、縦構造の街にある。
ちなみにその次は臨海副都心。締め切りに終われ絶賛執筆中です・・・
それと早稲田の社会科学総合学術院
ホームレスのたっちゃん
どういう経緯でたっちゃんと知り合ったのかは、今はもう覚えていない。10年くらい前の話。当時まだ早稲田の学生だったからもっと古い話かもしれない。学生会館からほど近い、戸山ハイツを写真に収めようと足繁く通っていた。僕が衝撃を受けた奈良原一高の人間の土地の舞台である軍艦島もそうだが、狭いエリアにコミュニティが形成されている地区というものに魅力を感じていたのだ。
たっちゃんは本名だったのか今となって
蘇る感覚 - あの時は写真家だった
今日はたくさん歩いたせいか、懐かしい記憶が蘇ってきた。
高校一年生くらいの時だったと思う。たまに予備校をさぼっては、名前も分からない街を一人彷徨っていた、ひたすら目的もなく。当時は写真もやっていなかったので、ただただ歩くのみである。目的もなく歩いているうちに、自分がどこにいるのかさえ分からなくなり、ゲームセンターで所持金の大半を使ってしまい、残ったのは缶ジュースが買える100円だけがポケットに入
隆起するアートの存在、作家の主体性
作家の主体性というものは時代とともにどう変化しているのだろう。写真の業種によってはカメラマンの主体性を消す事に意義がある場合もあるが、アート作品としての作品について言及するのであれば、唯一無二の自分らしさをどう出すかが非常に重要なポイントであることは間違いない。簡単に言えば、既存の写真に無い新しい要素である。
いい写真であるが、どこそこで見た事ある既視感を覚えるものは写真史の中では価値を持たない
昨日ガラホを買ったんです。
クレジットカードの枚数が無駄に増えてしまったので整理したところ、ワイモバイルから引き落としに関する書類が届いた。4年くらい前までスマフォとPHSを持ってはいたが、自分の中では両方解約済みなのにどうしたことかと連絡してみるとPHSの方だけ回線を残したままということが発覚。これは怪我の功名ということか、数年も使ってない回線に支払い続けていたみたいだ。
PHSってのは三年縛りらしく、知らぬ間に自動