デカフェ? カフェインレス? ノンカフェイン? カフェインフリー?
前回投稿したデカフェ飲料についての記事が、予想以上にたくさんの方に見ていただいているようで、驚いています。
おおっ!デカフェ応援団が沢山いる!!!
と、勝手に思って、喜んでいます。
ところが、日本のデカフェ事情をいろいろ探っていると、
『アレ?』と思う事があったのです・・・
日本ではデカフェと同じようにカフェインレスという言葉が多く使われています。
実は2つの言葉は、本来少し意味が違います。
◆カフェインレスは元からカフェインが少量含まれるもの。
◆デカフェはカフェインを除去したもの。
だそうで、
多少カフェインが含まれているという点において、私はカフェインレス=デカフェと解釈(日本では)しています。
ところが、カフェインレス=カフェインフリー・ノンカフェイン(カフェイン無し)だと思っている方もいるようなのです。
カフェインを摂取したくなくて、カフェインレスを選んでいるのに、実はカフェインが含まれているものを選んでいる。
これは残念なことです。
日本においては、カフェインレス商品には通常、少量ですがカフェインが含まれています。
コーヒー飲料・レギュラーコーヒー・インスタントコーヒーは
全国公正取引協議会連合会が定めた規約に準じて「カフェインを90%以上取り除いた」ものにカフェインレスの表記記載が許されています。
※コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則より
※緑茶や紅茶には、厳密な除去率の定めはない
ですので、カフェインを摂取したくない方は、カフェインフリーやノンカフェインのものを選んでくださいね。
ちなみに、コーラ、ウーロン茶やジャスミン茶、ほうじ茶、番茶にも量の差こそあれ、カフェインが含まれています。気にして見ていると、結構いろいろな飲み物に含まれているのです。
ハーブティーも、マテ茶などカフェインを含むものがありますので、ご注意くださいね。
もともとお薬代わりだった飲み物にはカフェインが含まれているものが少なくありません。元気が出ますからね。
一方、デカフェについては、日本にはデカフェの明確な基準がありませんので含有量は商品毎に違いがあると思われます。
しかし、海外ではデカフェの基準が厳密な国が多くあり、カフェインの含有量がほぼゼロに近いのです。
なので、海外ではデカフェ=カフェイン無しだと認識されている方も多いようです。
日本ではこれらの単語の意味が、とても曖昧です。なのでいろいろな誤解が生じているのだと思われます。
私がちが日常の会話に使っている英語と思われる単語の中には、和製英語と言われる実際には英語に無い単語や、実際の英語の意味とは全然違うものが結構あります。それに、英語ではない外来語も沢山ありますよね。
また、上記のように同じ英単語を使っていても、基準の差などから日本と他国では微妙に意味が違うことも多いのです。
まあ、このような言葉の問題は、日本だけでは無いかも知れませんが・・・
いずれにせよ、日本にはコーヒー以外ではカフェインに関する明確な基準がないので、商品に明記されているカフェイン除去率を見て判断するしかないようです。
コーヒーなど同じカフェインレスの表記があっても、除去率90%と99%では結構違いますよね。
残念ながら、商品によっては除去率が明記されていないものがあるので、判断に困ることがあります。
この先コロナが収束して、再び海外からのお客様が沢山いらした際に、せっかく種類が増えてきた美味しいカフェインレスやデカフェの商品を正しく選んでいただけるのか心配になりました。もちろん、私自身も正しく選べているのか気になります。
今後、デカフェやカフェインレスの商品が増えてくるようでしたら、何らかの基準を設けていただけると、安心して購入できるのになぁ~、と思いました。
ところで、日本ではデカフェという単語よりも、カフェインレスという単語が主流なのは、日本人に理解されやすいと考えたからなのでしょうか?
それとも、含有するカフェインの量が他国の基準とは違うので、あえてカフェインレスと言っているのでしょうか?
ご存じの方いらっしゃいますか?
いただきましたサポートはセラピストとしての知識、及び技術の向上に使わせていただきます!ありがとうございます。