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雨の日の憂鬱

今年の梅雨は長い。

今日も曇り空から急に雨粒が落ちてくるので、外出時には傘が手放せませんでした。

私は子供の頃から雨降りの日はなんとなく元気が出ませんでした。

年を取ったら元気がないだけでなく、体調も悪いのです。

毎日続くだるさ、頭が締め付けられるような頭痛、めまい、胃の不調、かすみ目、肩こり、首凝り・・・あげればきりがありません。

気候の変化が自律神経に影響を及ぼすことで発症するそうで、最近では気象病などとも呼ばれていますね。

起き上がれないほどの重い症状の方もいらっしゃいますが、私を含めて殆どの方は我慢をすれば通常の生活ができてしまうのではないでしょうか。

このような症状はなかなか理解していただけないこともあり、辛いものです。

仕事や付き合いなどにおいて、ほとんど不調を感じない人と行動を共にするのは、かなりのストレスになります。適度に肩の力を抜かないと心身共に疲弊して症状の悪化を招くことにもなりますので注意が必要です。

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また、この時期は頭痛などの辛い症状に加えて、なんとなく身体がむくんでいるように感じたり、関節が痛んだりする方も多いのではないでしょうか?

これらの症状には湿度が深く関係していることが多いのです。

海外で暮らしていた時にシニアの方々が好んで比較的乾燥している土地に住むと聞き驚いたことがあります。

それまでは乾燥がドライアイやドライスキンなどを悪化させるので、シニアの方々には過酷な環境なのではないかと信じていたからです。

ですが実は、1年を通して湿度が低いと関節痛などが緩和されるそうで、乾燥によるデメリットがあっても、それ以上にメリットが大きいと考えられているようです。また、そのような土地は気候も安定しているので気圧や気温の変化が少なく、心身への負担も少ないと言えるのです。

そのような地域で実際に暮らしてみると、その過ごしやすさがよく分かりました。(ただし、身体が慣れるまでは乾燥に悩まされます)

日本には四季があり、趣があっていいな~と思っていましたが、日本以外で生活をして比較する対象ができてしまうと、気候の変化が心身に与える影響は大変大きいと知ってしまいました。

そこで、少しでも身体への負担を減らしたいと考えた私は日本に帰ってきてから、あることを実践しています。

それは室内の湿度を一年中、ほぼ一定に保つことなのです。

リビングや寝室など、過ごす時間が長い室内の湿度を45%~55%に保つようにしています。室温も一定に保てるといいのですが、日本の気候ではちょっと難しいですね。

実際に自分たちが過ごすダイニングテーブルやソファー、ベッドの近くに湿度計をおいて、湿度をチャックしながらエアコンや除湿器を利用しています。エアコンの自動運転だけでは実際自分たちが過ごしている場所の湿度が設定通りになっていないことも多いのです。

エアコンの除湿では寒すぎると感じたときは、除湿器を使います。

湿度を気にするようになってからは夏場に大きく体調を崩すことがなくなりました。さらに冬場は過度な加湿を防げるので、カビや結露対策にもなります。

今年の夏は家に居る時間が長くなりそうなので、少しでも快適に過ごしたいですよね。




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