カブアンドとホロスコープ
11月20日、ホロスコープで未来予言をする人たちの間では、今日は水瓶座に冥王星が入る、約248年ぶり、約20年周期の大イベントの日だそうだ。
冥王星はホロスコープで扱う天体のなかで最も公転周期が長い。長いほどより根源的な強大な力を示すものとされているので、冥王星の移動は大きな時代の転換を象徴するという。
というわけで、界隈ではいろんな社会現象と重ね合わせたさまざまな星よみ≒予言が飛び交っているのだけど、この天体(季語)を使ったホロスコープよみはある種、和歌に通じる趣きがあって楽しい。
というわけで、今日はわたしもこのお作法でひとつよんでみようと思う。
それは「今日を境に、資本が既存の枠組み(やぎ座)から、テクノロジーによって同じ志を持つ独立した小集団(水瓶座)に移行し、より人道的な資本の分配がはじまる」
「それは今日はじまったカブアンドと、社長の前澤友作さんに映し出されている」と。
前澤さんが数年かけて準備してきたという、この事業。
「誰もが株で儲けられる」のか?みたいな捉えられかたをしている面もあるようだけど、これはそんな感度高めの人たちを小金持ちにするためのソリューリョンじゃないと思う。
この読みが映すのは、そのむしろ逆。
これは元々個人が持っていたはずの、
資本家=持っている資本(お金や生産手段)を活用して新たな価値を生み出し、そこから生じた利益を受け取る人
としての側面が、多くの人に欠けている問題へのアクション。
Web3のDAOなど一部の限られた組織で実験的には試されているし、証券口座を開けば株は誰でも持てる仕組みはあるけど気づいていない、あるいは「自分とは関係ない」と固定観念に縛られている人たちを解き放つソリューションだ。
言い換えるなら、よくある金融教育が焦点を当てているような「資産形成」のための仕組みではなく、「経済の循環につながるために必要な意識改革」の試み。
「消費者」に株を付与することで、「資本家」としての権利を帰し、「共に」経済社会に参加する人間としての全体性を回復するようにエンパワメントする。
それがこのサービスの目的だと、わたしはよんだ。
というわけで、早速サービスに登録。
マイページに入ると、
「あなたはもはや、単なる消費者ではない」
このビジネスの哲学そのものビジュアルが展開され、胸が踊った。
(その瞬間の感動は、ぜひ登録してお楽しみください…!)
昨今、予言や星よみというとネガティブな出来事を本当はどこかで期待しているのでは?というようなよみ方をよくみかける。
けれど、和歌の精神に立ち戻れば、外の世界の何かを使ってわたしたちがよむのは、いつも、自分の心だ。
どんな「よみ」であれ、だれかが行動につなげなければ、現実にはならない。
平安時代の人は、和歌を交わし、誰とつながるかを選んだという。
彼らは、相手がどのように世界を、自分を見ているのかを歌を通して受け取り、つながる人を選んだのかもしれない。
さて、今日の宙のかたちに、それぞれなにを映しだし、現実の何とつながるのか。
その先のアクションが変わるのも、星をよむ楽しみのひとつである。