桃源郷への構想アーカイブ
僕は時々道に迷いたい気分の時がある。それは時に現実逃避であり、異世界への憧れでもあり、アリスインワンダーランドを読んだ時の感情に近いものだ。読者諸君の中にはこの感覚に共感する者も一定数いることだろう。
大抵、このような欲求を抱えた場合人々は映画や小説、アニメなどの娯楽を楽しむ。逆に言えば、それらの作品はそういった欲求を満たす装置としてこの社会に浸透している側面もあるだろう。だがそれらは作者によって作られた桃源郷であり、人々は俯瞰の視点で楽しむ事しか叶わない。要は、憧れる事