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キャビン(ネタバレあり)

接触編

 キャビン(ネタバレなし)の続きです。
 冒頭で5人がマイクロバスで立ち寄ったガソリンスタンドのシーンは『悪魔のいけにえ』のパロディですね。
トンネルに入っていくマイクロバスの後ろを飛んでいた鳥が、トンネルを避けて崖の方へ飛んでいくと見えないバリアのようなものに阻まれて落ちていきます。
これが後に伏線になっています。
小屋に着いて各部屋に分かれる5人ですが、ホールデンが部屋の不気味な絵を外すとマジックミラーになっていて、隣のデイナの部屋が丸見えで、デイナが着替え始めたところで慌てて止めに入ります。
ホールデンにマジックミラーのことを説明されて部屋を変えることになります。
その後、湖ではしゃくシーンは『13日の金曜日』のパロディでしょうか。
 夜になって、ゲイリーたちのやや強引な方法で地下室に導かれたデイナたちでしたが、そこにはホラー作品由来と思われるグッズの山。
カートが最初に手にした貝は、スティーブが推していた半魚人を呼び出す笛でした。
残念ながら、カートは金属製の球体パズルに魅入られてしまいました。
ジュールズは古いドレスにかけられていたペンダント、ホールデンはバレリーナの人形のオルゴール、マーティは映画のフィルムにそれぞれ魅入られていました。
しかしデイナが日記のラテン語の呪文を唱えたせいでゾンビ一家が登場してしまいました。
管制室では職員たちが集まって何が選ばれるか賭けをしていて、悲喜こもごもが展開されています。
 まず、カートとジュールズが森へ行き、職員たちは出歯亀と化して盛り上がっています。
二人がヤリやすいように、フェロモンの薬剤を霧のように噴霧したり、ジュールズが暗いから小屋に戻ろうと言い出すと月明かり(照明)を操作したりとゲイリーとスティーブは大忙し。
そしてついにジュールズが胸をはだけたことでゾンビに襲われます。
ジュールズが殺され、スティーブが大きなレバーを下ろすと、血が淫乱を表す石版に注がれています。
カートは何とか生き残り、小屋へと戻ってきます(さすがソー)
追ってきたゾンビを皆で締め出し、カートはバリケードを作るのに4人一緒に行動することを提案するのですが、ゲイリーが装置を操作すると、急に別々に行動した方が効率が良いと意見を変えてしまいます。
バラバラに部屋に分かれた4人ですが、マーティは隠しカメラに気づいてしまいます。
そのせいで次のゾンビの犠牲者に選ばれ、愚者の石版に血が注がれます。
地下室から外へ出た3人はマイクロバスで逃げようとします。
この時、扉に血が付いていて、すでにゾンビが潜んでいる伏線が張られています。
 正体不明の組織の目的は、地下に封印された古き神々に娯楽(ホラー)を提供することでした。
全ての国で神々のお気に召さない展開で終わると封印が解けて、地上に古き神々が解き放たれ人類は滅亡してしまいます。
ゲイリーたちアメリカチームは、淫乱、戦士、学者、愚者、処女の5人を集め、処女以外が殺される展開が望まれています。
処女は最後まで生き残り、最後に怪物と対決して死ぬか生きるかは運次第です。
各国でも様々な試みが行われていて、今まで日本が負けなしで、アメリカチームは、一度、科学班のせいで失敗しています。
他国の状況を映すモニターには、ストックホルム(スウェーデン)の自然災害、ブエノスアイレス(アルゼンチン)の巨大生物(キングコング?)、マドリード(スペイン)の炎上する城(ゴシックホラー?)などが映し出されていますが、いずれも失敗したようです。
そして今回の日本は京都で教室に閉じ込められた小学生の少女たちに襲いかかる怨霊が映し出されています。
そして、今まで負けなしだった日本に異変が……
少女たちが怨霊を囲んで童謡を歌いながら怨霊を封じてしまいます。
京都の小学生スゲー(笑)
日本の失敗で、後がなくなったアメリカチーム。
トンネルを爆破して逃走を阻止しようとしますが、電気系統に異常が出て爆破が出来ません。
ゲイリーがケーブルを直接接続してギリギリ爆破が間に合いました。
ここでカートが、マイクロバスの後ろにこれ見よがしに括りつけられていたバイクで崖の亀裂を飛び越えようとしますが、バリアに阻まれて崖下へ落ちていきます。
戦士の石版に血が注がれます。
あてもなくマイクロバスを走らせるホールデンですが、ここで潜んでいたゾンビに刺されて死亡。
学者の石版に血が。
制御を失ったマイクロバスは湖に飛び込みます。
デイナは何とか沈むマイクロバスから脱出して桟橋へ上がってきました。
何とか4人が殺されて、処女役のデイナが生き残ったところで、管制室はお祭り騒ぎになるのですが……

発動篇

 管制室でいかにも緊急っぽい赤い電話が鳴ります。
不安そうな顔で電話に出たスティーブが電話の相手と話していると、ゾンビに襲われているデイナを助けにマーティが現れます。
マーティ(愚者)が生きていたことでシナリオが狂い地下の神々が怒っているらしいのです。
意外とマッチョなマーティがゾンビを叩きのめして、デイナをゾンビが出てきた墓へと連れて行きます。
ゾンビが出てきた墓の中は無機質ながらも小綺麗な小部屋になっていて、壁の向こうにはケーブルが通っていて、それをショートさせることでいろいろと操作できることをマーティが説明します。
愚者どころか天才か>マーティ
トンネルが最初、爆破出来なかったのもマーティのせいでした。
どうもマーティは大麻をキメすぎて薬物に対する耐性が出来ていて、組織の薬物がうまく効かなくなっていたようです。
今までも、日記に書かれたラテン語の呪文を唱えようとしたデイナを止めようとしたり、カートとジュールズが外へ出ていった時も、二人がいつもと様子が違っていることを指摘していました。
マーティの操作でゾンビを送り込んできたエレベータで地下へ降りる二人。
地下には他にもたくさんのホラー作品のモンスターが閉じ込められていました。
ホラーマニアには元ネタ探しで楽しめそうです。
ついに地下施設にたどり着いた二人に警備班が送り込まれますが、エレベータホール脇の警備室みたいな部屋に立てこもる二人。
そしていかにもヤバそうな赤いボタンを押すデイナ。
エレベータの扉が開き閉じ込められていたモンスターが次々と開放されていき、警備班は全滅。
ここでもホラーマニアは元ネタ探しで楽しめそうです。
ユニコーン怖わー。
地下の石版の部屋に辿り着く2人。
そこへ館長(シガニー・ウィーバー)が現れ真相を話します。
そしてマーティを殺さないと人類は滅びると説くのですが……
そして最後は、地下に封印されていた伝説の巨神が蘇ります(笑)
聞こえるか 聞こえるだろう はるかな轟き♪

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