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キャビン(ネタバレなし)

ジャンル

 今回紹介する『キャビン』と言う映画は、一応、ホラーに分類されています。
ただ、私個人の感想では『モンティ・パイソン』のようなギャグ映画と感じました。
オチがあれですし。
確かに残酷なシーンもありますが、メタ的な部分を隠そうともしないあたり、ホラーと思って観ると、あれっ? ってなりそうです。

あらすじ

 物語は二箇所で同時進行します。
研究所風の施設に居るゲイリーとスティーブたちと、森の中の湖の近くの小屋(キャビン)にバカンスに訪れたデイナたち5人の若者です。
ゲイリーたちは、デイナたちを監視し、時には強引に誘導し、典型的なホラー展開へと導いていきます。
ゲイリーたちの目的とは?
デイナたちは襲い来るホラー展開に生き残ることが出来るのか?

登場人物

・デイナ
ファザコンなのか、父親くらいの年の教授と付き合っていたが、振られてしまい、当分は色恋沙汰はいらないと思っています。
彼女のことを心配した友達のジュールズたちに誘われて今回のバカンスに参加しました。
ジュールズたちが自分とホールデンをくっつけようとしているのには気づいているのですが……。
処女役。

・ジュールズ
デイナの友人でカートの恋人。
カートの趣味に合わせて、バカンスに備えて金髪に染めてきました。
一見、バカンスで舞い上がってテンション爆上げ状態に見えますが、実は組織によって、髪の染料に判断力を低下させる薬を混ぜられていたので、普段よりおバカになってます。
実は医学を志しています。
淫乱役。

・カート
ジュールズの彼氏。
アメフトをやっているクラスカーストトップの野生派イケメン。
中の人は『アベンジャーズ』のソーの人。
戦士役

・ホールデン
カートのアメフト仲間でラテン語も解るインテリ派イケメンの紳士。
デイナの新しい彼氏候補として連れて来られました。
学者役。

・マーティ
いつも大麻をキメてラリってる青年。
1年の時はジュールズといいところまで行ったらしいです。
意外とインテリでマッチョでイケメン。
大麻のせいで薬に耐性が出来ていたため、組織の薬が効き辛く、いち早く組織の存在に気づいてしまいます。
愚者役。

・ゲイリー
痩せ型、眼鏡、薄毛と典型的な博士キャラ。
管制室でデイナたちを監視して、各部署に指示を出しています。
スティーブとは名コンビで、軽口を叩きながらも、デイナ達がイレギュラーな行動を起こしそうになっても冷静で的確な処置をします。

・スティーブ
ゲイリーの相棒で一緒に管制室に詰めています。
軽いノリの男性で、いつも軽口を叩きながらも、アドリブ対応力が高い人です。
半魚人推し。
不妊治療中の妻がいます。

・ウェンディ
科学班の女性。
やや神経質で、他国のチームが次々に失敗している状況から、ゲイリーたちに真面目にやるようにと何度も苦言を呈します。
以前、科学班のせいで失敗したことがあり、そのことで嫌味を言われたりして、コンプレックスを抱えています。

・ダニエル
管制室に配備された黒人マッチョな新人。
新人ゆえか、堅苦しさが抜けていません。
時には不謹慎な言動を晒す先輩たちを苦々しく思っています。

感想

 最初はホラーのお約束が前提になってます。
最初に殺されるのは、外でエッチするバカップルとか、集団行動をせずに個室に籠もると殺されるとか言うお約束です。
しかし終盤は、全てが無茶苦茶になります。
三人になった若者がマイクロバスで逃げ出そうとしたところから、管制室側で異変が起こります。
ここからが、もう無茶苦茶です。
組織の秘密が明らかになる一方、ホラーのモンスターたちが施設内で暴れまわるシーンは、詳しい人なら、元ネタがわかってより楽しいと思います。
と言うか、そんな所にそんな重要なボタンを配置するなよとか、対モンスター班みたいなのはいないのかとか、ツッコミどころが満載でした。
そして最後は……
聞こえるか、聞こえるだろう、はるかな轟き

キャビン(ネタバレあり)につづく


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