#31 neo acoustic pavilion podcast/ネオアコパビリオン ポッドキャスト 2023.4.13 🔔思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト 小出亜佐子さん(英国音楽)🔔今週のブルレコメンド Sputnik Sweetheart/When It Stops Raining
第31回 neo acoustic pavilion/ネオアコパビリオン ポッドキャストをお聴きいただいた皆様ありがとうございます。これからお聴きいただける皆さま、宜しくお願い致します<(_ _)>
第31回放送内容
🔔思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト 小出亜佐子さん(英国音楽)
🔔今週のブルレコメンド Sputnik Sweetheart/When It Stops Raining
世の中には2種類の音楽が存在します。
ネオアコとネオアコでないもの。
そんな日常に寄り添うネオアコの世界を一緒に触れてみませんか。
思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト 小出亜佐子さん(英国音楽)
1986年から1989年までミニコミ「英国音楽」主宰。現在はDJ並びに、主に80年代音楽墓掘り人。著書に、ミニコミ「英国音楽」とあのころの話 1986-1991 UKインディーやらアノラックやらネオアコやら......の青春。僕にとっては信頼できる音楽ライターでもあります。ネオアコの生き字引、インディー界にとっての生き字引、伝説のお方です。
そしてネオアコの濃い話しについていける方はこの人しかいません。堤田浩士さんにもお越しいただきました。
堤田さん、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
(堤田さん)ネオロマ!ニューロマンティック?PANACHEはニューロマンティックはどうか話してくれって言ってませんでした?(笑)
(テキーラ)今回は小出さんにお題を持っていただき、堤田さんと、基本的にはトーク形式で進めていただければと思います。
(小出さん)最初に、言い訳がましいですけど、別にお説教でもないし、これでなければいけないとか、そういう話ではないということをご了承ください。私は割と歴史主義者というか、サウンドを作る人ではないので、何がこうしてこうなったって話が好きなので、まずその一番目のお題としては、そもそもイギリスの状況ではどういう感じだったのかって話をしようかなと思うんですけど。
(堤田さん)いいですね。ぜひぜひ小出さんからもその話聞きたいですね。
(テキーラ)僕も音楽その時も聞いてたけど、やっぱり現地に行って聴くっていうことがなかったから、あくまでもレコードとかラジオとかを通して聞いて小出さん実際に行かれてたり、だからそれでぜひお聞かせください。
(小出さん)私も、オリジナルのあたりは本当に後追いで、後から一生懸命本とかを集めてって感じなんですけど、恥ずかしながらJ-WAVEに出た時にそのことを考えて、ネオアコのやっぱり元祖ってなんだろうって、現地でなんだろうって考えると、向こうにはネオアコースティックっていう考え方がまずなくて、割とマンチェスターの音楽とかリバプールの音楽とかそういう捉え方が多い感じがして、1980年になる前にやっぱりマンチェスター、Joy Divisionとかがやっぱりすごい一世を風靡し、インディ的なことかもしれないんですけど、リバプールにはZoo recordsってEcho & the BunnymenとかTeardrop Explodesがあってっていう流れがあったと思うんですね。それはまずパンクがあってとか。元を言うといろいろあって、Buzzcocksが自分たちでDIYのシングルを出したとか、そういう流れがあっての派生だと思うんですが、その中でスコットランドのグラスゴーの若者たちがBuzzcocksなんかの影響を受けて自分たちでシングルを出すっていうことを始めるのがやっぱりPOSTCARD RECORDSで、それにはロンドンのRough Tradeに持っていけば全国に流通してくれるっていうシステムもあったとは思うんですけど、それまでのロンドンのメインストリームのものとは違う音楽だったので、すごい新鮮だったんだと思うんですね。また、そのPOSTCARDのアラン・ホーンって人は、割とメインストリームのものが嫌いっていうか、そうではないものをわざわざやっていくって感じのところがあったり、古いあんまりその頃バカにされてたようなThe Lovin' Spoonfulとかのレコードが、The Velvet Undergroundは一番好きだったんだろうと思うんですけど、そういうものに新しい見方をするっていうのが始まりだったと私は思っていて。でどうでしょう?
(堤田さん)なるほど今聞いてるとロンドンを例えば都心だとすると、地方の例えば今出てきたスコットランド、あとリバープールも出てきたし、マンチェッスターも出てきましたと。これ、やっぱりネオアコのオリジンというか、それってどちらかというとロンドン以外のところから出てきたようなそんな感じなんですかね。
(小出さん)そうですね。そう思います。地方から出てきたものに、逆にロンドンの人たちもこんな面白いのが出てきた、新鮮な感じで捉えたのかなっていう。
(堤田さん)そうですよね。何かいずれも背景にパンクとかねあとまあ60sミュージックですね。例えばリバープールのThe Pale FountainsなんかはLoveが好きだって当時から公言してたし、あるいはその60sの、例えばポップス、サウンドトラックといっても過言ではないんですけど、A&Mであるとか、あるいはBurt Bacharachであるとか、その辺の影響もあるのかなと、プラスアルファでそうですね。やっぱりそのPOSTCARDのアラン・ホーンについては、あの辺はもうほんとみんなThe StoogesとThe VelvetUnderground、特にThe Velvet Undergroundラブな人たちが多いですよね。
(小出さん)そうそう、何があったんだってくらい、いろんなベルベッツがそれぞれ好きっていう。
(堤田さん)あとまあ、Everything But the Girl、例えばそのBen Wattとか、あるいはTracey Thornハル大学でなんか知り合ってみたいな。なんかそっちの方の流れもあるんですかね。
(小出さん)あのTracey Thornの自伝を読むと、やっぱりOrange Juiceに影響を受けてみたいな一言があったので。
(堤田さん)それは初耳だな。
(小出さん)もう私はやった!と思ったんですけど。だからもともとはやっぱりマリン・ガールズで、なんとなくそういうポストパンクが好きな女子高生がキャッキャやってる感じで、もちろんBuzzcocks好きだしみたいなところから。
(堤田さん)みんな好きですよねBuzzcocksあとSUBWAY SECT、Vic Godardですよね。あとWireであるとか、あとTHE UNDERTONESなんかも入るのかな。みんななんか好きだって公言してますよね。Edwyn CollinsなんてねVic Godardと一緒にやってたりしますよね。僕なんかも当時ね徳間だっけVIC GODARD & THE SUBWAY SECTの回顧録っていうね、オレンジ色のねでかい帯がついた。あれ好きでよく聞いてたんですけど。この前その話もしてましたよね。
(小出さん)その時の徳間の担当の人と仲良くしてたんで、これ300枚しか刷ってないとか、売れてないとか。ナンバリングしていいんじゃないかしらぐらいの!トクマ・ジャパンになったぐらいの時。
(堤田さん)あの当時、僕はその日本、その時地方にいたんですけど、「クリア・カット」ってRough Tradeね。1とか2とか3とか続いていってたと思うんですけど、クリア・カットの1、あれにOrange Juice『Simply Thrilled Honey』とかね、あとJOSEF K『IT'S KINDA FUNNY』とかで一緒にそのSCRITTI POLITTIとかねあとThis Heatなんかも入ってましたあと、Robert Wyattも入ってた。なんかあれがね、すごいやっぱ印象的で、それが初めてOrange Juice、JOSEF Kの僕は出会い。クリア・カットについてはどうですか?
(小出さん)クリア・カットは最初に聞いたのは5枚目です。JazzateersとかAztec Cameraとか。
(堤田さん)Aztec CameraはWalk out to winterのロングバージョン12インチバージョンだったかな。あれ、Go-Betweensも確か入ってましたよね。
(小出さん)そうそう、Cattle And Caneとか、でもそれもレンタルとかなんです。
(堤田さん)当時はねレンタルでね、中村さん、どうです当時レンタル借りてましたか?
(中村)もう借りてましたね。やっぱり学生だとお金ないですからね。どうしても欲しいのだけ買って、後はレンタルに行って、友&愛ってのがあったんですけど、そこでもうほぼ毎週通って新入荷のやつの貸出のやつをチェックして。
(堤田さん)やっぱり一緒ですね。僕はThe Pale FountainsのPacific Streetとか、あの辺はやっぱりあとThe Waterboys『A Pagan Place』とかね。レンタルレコード屋は、結構女性が働いてたイメージありません?たまたまそのニューウェーブが好きで、そういうちょっとニューウェーブ好きな方は暗めの人が多かったですね。そういう好きな人は前髪が長めで、なんか帽子をかぶってて、当時からベレー帽とかかぶってらっしゃる人がね。
(テキーラ)実はねレンタル屋でバイトしたんですよ。色々な音楽が聴けるから。
(堤田さん)The Three O'Clockなんかネオコ文脈で語られてるけど?
(小出さん)ネオアコ好きな人が好きだから。
(堤田さん)そういったところでちょっと話戻しますけどね。やっぱりそのネオアコのオリジンっていうのはやっぱりイギリスということで考えてるんですよね?
(小出さん)そうですね。
(堤田さん)僕もそれはアグリーですね。僕もイギリスだと思いますね。中村さんどうですかね?
(中村)アグリーです。発祥かなっていう、ふり返ると思いますね。
(堤田さん)エリア的にはどうですか?スコットランドとか?
(中村)スコットランドはおおきいんじゃないですかね。
(堤田さん)あそこってThe Pastelsのグループとかもありますよね。The Vaselinesもそうだし、なんでなんでしょうねスコットランドはねちょっと変わってますよね。
(小出さん)なんか考えた時に、そういえば1977年とか76年のパンクの時に、なんかそれっぽいバンドがあんまりいなかったっていうか気がして。それやっぱりツイッターで言ってる人が。すぐThe Exploitedとかになってしまうという。オリジナルパンクがなくて、まあいたんでしょうけど、でもEdwyn CollinsとかもそのSex PistolsのなんとかアナーキーツアーでThe ClashとSUBWAY SECT見てとか言ってる。そこで出会ってみたいなことを言ってるけれども、そのアウトプットが80年ぐらいになってOrange Juiceだという。結果、Simple Mindsとかはいたんだけど、とかThe Human Leagueみたいな人たちはThe Human Leagueはシェフィールドか、スコティッシュつながりではいて、The Rezillosとかはいたんだけど、そこまでやっぱり田舎なせいかなくて、Buzzcocksとかマンチェスターの人なのに一緒にやってるっていうのはすごい勇気づけられたんじゃないかなっていう感じ。だからちょっとやっぱり距離があって独特のっていうかねなんかありますよね。
(堤田さん)それがROUGH TRADE、特にAztec Cameraですよね。
(小出さん)私なんかはそうですね。
(堤田さん)Orange Juiceも日本でも国内盤がねキ・ラ・メ・キ・トゥモローという日本盤が出て、なんかかわいいねジャケットの帯がついて出てるんですけど。
(小出さん)そのせいで私はOrange Juice聴くのが遅れたっていうか、キ・ラ・メ・キ・トゥモローは聴いてたし、全英トップ20っていうのをとにかく一生懸命聴いてたら、The Jamの最後のシングルが日本版の最後のシングルがTHE BITTEREST PILLで、だからコマーシャルの時間がTHE BITTEREST PILLとRip It Upだったんですよ全英トップ20の。探せば絶対カセット出てくると思うんだけど、全英トップ20を一生懸命録音して、Paul Wellerが出た回とかは絶対保存してあるんで、間のコマーシャルがTHE BITTEREST PILLっていうのと何だったかな?とにかく、今年の夏はRip It Upじゃないけど、そのイメージがすごくあって、なんかだからサバサバとかじゃないけど、それ的な売り方。それはそれで、カラフルで全然好きなんだけど、Aztec Cameraカから入って、なんかチャラチャラしてんなーみたいな感じに、チャラチャラ好きなんですけど、分かってなかった。Rip It Upは聴いてたけど、ごめんなさい。編集して聴いてました。
(堤田さん)なんかこうトロピカルな、あるいはファンカラティーな的なねちょっと要素も入ってて、ちょっとソウルな感じだったと思うんですけどね
キ・ラ・メ・キ・トゥモローはね。
(小出さん)だからそういうなんだろう、イギリスのチャートでヒットしたバンドみたいな、一つとして。
(堤田さん)となると、Haircut 100もそうですね。あれも同じような感じですよね。Haircut 100とOrange Juiceって日本で紹介された、つまり日本盤ですね、あの2枚が結構早かった。おそらく82年くらいじゃないかな、ですよね中村さん。
(中村)確かに。
(堤田さん)83だとね、HIGH LAND, HARD RAINが出るんですよね。The Smithsとかね。
(中村)「渚のラブ・プラス・ワン」が7インチが出ていったような気が。
(小出さん)Haircut 100は早かったんですよね。一歩早くて。でもOrange Juiceが出たのはもうちょっと後になっちゃった。
(堤田さん)そういった感じですごい、こうインディ的な音楽が日本に紹介されてくるわけですよね。今みたいに、小出さんカセットテープで最初に聴いたりとかしてたということなんですけど、他にどういう感じでそういった音楽に触れるんですかね。例えば雑誌とかどうですか。
(小出さん)雑誌はとにかく私、洋楽聴いたのが遅かったので、『ミュージック・ライフ』って割と親切、丁寧というか、昔のバンドのことも詳しく載ってるし、今のバンドのことも載ってるしって感じで、『ミュージック・ライフ』はDaryl Hall & John Oatesが表紙の5話から買いました。本当に分かんなかったから小林克也さんのベストヒットUSAをとりあえず見てみた。Daryl Hall & John OatesとRick Springfieldがかっこいいな、そんな感じです。
(堤田さん)いいですね。僕なんかrockin'onとかあと、FOOL'S MATEかな。
(小出さん)とにかくいい写真と好きな人のインタビューと写真が載ってれば何でも買うって感じ。
(堤田さん)特にどういう写真、どういうアーティストの写真がお好みだったんですか?
(小出さん)Paul Weller。
(堤田さん)そうだったんだ。今雑誌の話しましたけどね。みんなやっぱりミュージック・ライフとかrockin'onとか、あるいはFOOL'S MATEとかなってくると思うんですけど、じゃあ、ラジオ、当時は雑誌とラジオあとはレコードとかカセットテープになると思うんですけど、ラジオはどういうのを聴いてました?
(小出さん)私皆さんみたいに、サウンドストリートを聴いてなくて、なんでなんでしょうね。YMOは弟が好きだったんですけど、私はあまり。。渋谷陽一も好きじゃない。佐野元春も。
(堤田さん)サウンドストリート全滅?
(小出さん)だから全然聴いてない、なんでだろう。とにかくPaul Wellerの情報とかが欲しいだけなので、全英トップ20はとにかく一生懸命聴いて、毎週ハガキを似顔絵描いて送って、だから時々よくいろんなものが当たって、Modern Romanceを見に行ったりとかOMDも見たんだ。そんな感じです。
(堤田さん)じゃあ、ラジオはあまり影響を受けてない?
(小出さん)ラジオはAMですよ私。
(堤田さん)『クロスオーバーイレブン』は?
(小出さん)『クロスオーバーイレブン』はなんとなく寝る前に聴くのがいいな。
(堤田さん)早いですね。その後JET STREAMに続いて、サウンドストリート、クロスオーバーイレブン、JET STREAM。
(小出さん)なんか私多分わかった、いやバカチンなので、オールナイトニッポンとかマジなラジオリスナーだったので、なんかFMって音良すぎるなとか思ってたのかもしれないですね。
(堤田さん)オールナイトニッポンだと高橋 幸宏とかね。
(小出さん)そう幸宏さんは、でも全部は聴いてなかったけど、たまに聴くっていうか、最近なんか当時の放送をやってたけどチャラチャラしてたんですね。今ちょっと聴けないわ、若かったから聴けたんだわ。
(堤田さん)僕なんかも前回ちょっとお話ししたサウンドストリート。坂本龍一でね、そういうので、ちょっと学習していったような感じ。
(小出さん)皆さんそうですよ。
(堤田さん)ちょっと外れますけど、Paul Weller好きだったっていうことはやっぱりModsとかネオModsの方にもいった?例えば『さらば青春の光』とか映画見に行った?
(小出さん)だから大学生なるかならないかぐらいになってから、そういう一緒にそういうのに行く友達ができて、そうそうそう、『さらば青春の光』見に行くと早稲田の小築だったかな、ベスパの人たちとか集まるんです。あとJAMでやってた『マーチ・オブ・ザ・モッズ』とか。そういうのにもコワゴワ行って、Modsじゃなくてすいませんって感じ。バイクの人たちは優しかったんですね、っていうか、多分チケット買いませんかって感じで声かけてくれたんじゃないかと。
(堤田さん)なるほど、今のはちょっと初耳でしたね。僕も小出さんがPaul Wellerが好きなのはわかるけど、そこからちょっとねModsのイベントとかも行ってたと。
(小出さん)黒田マナブさんとか当時は喋ったりできた。
(堤田さん)なるほどね。そういったところで圧倒的にやっぱりUKのサウンドが好きだったんですね。
(小出さん)新宿ツバキハウスに行ったりとか、でもそこにもやっぱりModsの人たち来てるんです。
(堤田さん)小出さんどんな感じで?ペイントとかしてたんですか?
(小出さん)その時のみんなのノリですよね。The Cureが来るよって時は面白いから黒い口紅とかみんな塗りあったりとか。
(堤田さん)なるほどね。じゃあ、みんなが当時好きだったのはPaul WellerとかThe Cureとかね。Bauhausはどうなのかよくわかんないですけど、The Teardrop ExplodesとかEcho & the Bunnymenとかね。その感じだったのかな、あとThe SmithsとかAztec Cameraそういったものも入ってくる。Everything But the Girlも入ってくるし、いわゆるThe Pastelsとかちょっとインディーの方はどういう出会いだったんですか。
(小出さん)徳間ジャパンに遊びに行くようになって、そこですごい皆さん耳が早いっていうか、NMEとかをとにかく日本の雑誌よりもNMEとかをすごい読んでて、だからThe Jesus and Mary Chainとかも最初のシングルから買ってるしみたいな。Upside Down。だからCreationすごいよって話になってきて、それでCreationのDifferent For Domeheadsっていうオムニバスが、
あれ、輸入盤でも安かったんですよね。中でも安くていっぱい買えて、聞けてっていう。それを買ってPrimal Screamってなって、その前のワイルドサマーとかも買って、The Pastelsすげえとかなったので、だからCreationの7インチ全部じゃないけど、私はレジェンドとかそういうのは買わない人なので。だから持ってなくて今後悔してるんですけど、The PastelsとかPrimal Screamは買わなきゃ、とか、そんな感じ。
(堤田さん)そんな感じなんだ。僕はちなみにThe PastelsはGlass Recordsですね。オムニバスで初めてThe Pastels聴いて。ですねcomin' throughですね。あれでやっぱりThe Pastelsを好きになったんですけどね。
(小出さん)やっぱり、オムニバスとかコンピレーションっていうのがすごく重要でしたよね。それで聴いてこういうバンドがあるって分かって、深く掘っていくみたいな。
(堤田さん)やっぱりずっとUKなんですね、基本的にはね。
(小出さん)でもREMがたまたま初来日見れたので、学園祭企画みたいな。最初来たとき、レベッカ、爆風スランプ、REM。
(テキーラ)日本のあれがカレッジロックっていうのを広めようとしたんだよね。
(小出さん)REMはカレッジチャートの人気バンドだからだから、レベッカとかも学園祭の女王的な感じだった。
(堤田さん)でもそういうことでアメリカの音楽も聞きつつ。。
(小出さん)イギリスつまんないなって思ったときになんかTHE FEELIESが出てるとか、買うものが、トミーキンとか。
(堤田さん)THE PANDORAS。それでもずっとUKの路線で、結局そのUKの名前のついたファンジンに関わっていきますよね。きっかけがあるんですか?
(小出さん)友達がEcho & the Bunnymen来てたよねとか言って声かけてくれた、大きい教室で声をかけてくれた友達がいて、それで私こういうサークルに入ってんだよって感じで。サークルは英国音楽愛好会って言うんですけど、あのバンド活動だけじゃなくて、ミニコミも出してるって言うから、バンドやらない人間なので、音楽サークルって居場所がなくて。で他の普通の音楽サークルって当時は、先輩に誘われて行ってみると、なんかPat Benatarを先輩が歌わされてるみたいな。そういう感じで、なんか辛いですって感じでだったのが、そういうところに居場所がない人たちの集まりが英国音楽愛好会だったって感じで、友達は最初何人か一緒の友達がいて、私に声をかけてきた子は最初は何だったかな、D-DAYだっけ、そういうのをカバーさせられて。まあでも本人別に好きじゃないなかったみたいで、なんだったかな。あとdip in the pool、そういうのやりたいみたいな人が多かったけど、でも彼女はTHE BLUE HEARTSにはまって、その頃まだメジャーじゃなかったから自分のオリジナルだと言い張って学園祭のイベントに出てなんか賞をもらっていた。その他の友達は女の子だけでスカバンドを始めてTHE DROPSっていうバンドにつながっていく。
今週のブルレコメンド Sputnik Sweetheart/When It Stops Raining
アメリカとドイツの女性ボーカルが印象的な日本のインディー・ポップ・バンド Sputnik Sweetheart。ちょっとLove Mushroomsを思い出しました、ガーリーな部分とベルセバに通じる甘美ネオアコ世界、elのキュート・デュオWould-Be-Goodsなんかにも通じるオリーブ・フレイバーすらございます。
小出亜佐子さんinfo
著書 ミニコミ「英国音楽」とあのころの話 1986-1991
※ブルーベリー・オリジナル特典 オフィシャル缶バッジ
すべては1冊のファンジンから始まった!?
90年代音楽シーンを変えたフリッパーズ・ギターのデビュー前夜、
東京ネオアコ・シーンの思い出が1冊に。
当時のフライヤーなど掲載図版688点以上!
スペシャル座談会「「英国音楽」の青春、あの頃の話。」
小山田圭吾(ex.ロリポップ・ソニック)
佐鳥葉子(ペニー・アーケード)
薄田育宏(ex.ウッドストック大阪店)
友情寄稿
カジヒデキ(ex.ブリッジ)――これこそ僕が求めていた世界観だった!
仲真史(BIG LOVE代表)――「英国音楽」が救ってくれた私の青春
草の根ファン・クラブ、お茶会、ビデオ上映会、おこづかい企画…etc.
大好き!が、それまでになかった音楽文化を作った時代。
4月22日には下北沢コガミルクバーでニューウェーブナイトがあります!
次回のDJイベントinfo 2023.4.29
neo acoustic pavilion vol.27
2023.4.29 sat 高円寺ディスクブルーベリー
17:00〜
charge free
Guest DJ's
asako koidee
コーゲ・ヤマト
DJ's...
tequila kubota
kimura tin tin duffy(the laundries / diogenes club)
なっかむ(*blue-very label*/disques blue-very)
neo acoustic pavilion podcast(ネオアコパビリオン ポッドキャスト)
2022年9月15日 配信スタート!!
パーソナリティーはtequila kubota(テキーラ久保田)、kimura tin tin duffyこと木村 (the laundries / diogenes club) 、nakamu-lab こと中村(*blue-very label*/disques blue-very)が努めさせていただきます。
ネオアコにまつわる音楽、映画、雑誌、イベントなど、時にゲストを交えながらお話しします。
毎週木曜日 20時30分~ 是非お聴きください(^^♪
Twitterメッセージはこちら↓
@neoacopavilion
協賛は、DISQUES BLUE-VERY