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#33 neo acoustic pavilion podcast/ネオアコパビリオン ポッドキャスト 2023.4.27  🔔思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト 小出亜佐子さん(英国音楽)③音楽遍歴編 listener 堤田浩士さん🔔今週のブルレコメンド Mishca/ Last Scene

第33回 neo acoustic pavilion/ネオアコパビリオン ポッドキャストをお聴きいただいた皆様ありがとうございます。これからお聴きいただける皆さま、宜しくお願い致します<(_ _)>

第33回放送内容
🔔思い出のサニートーク ネオアコの輪 小出亜佐子さん(英国音楽)③音楽遍歴編 listener 堤田浩士さん
🔔今週のブルレコメンド Mishca/ Last Scene

世の中には2種類の音楽が存在します。
ネオアコとネオアコでないもの。
そんな日常に寄り添うネオアコの世界を一緒に触れてみませんか。

思い出のサニートーク ネオアコの輪 ゲスト 小出亜佐子さん(英国音楽)listener 堤田浩士さん・音楽遍歴

(堤田さん)3回目ということで今回は小出さんの私的な音楽の遍歴というか、どういう風に今の小出さんがあるのかなと、音楽によってどういう小出さんが作られたのかなと思って、まず聞きたいのが2回目、1回目で、ポールウェラーとか、あるいはリックスプリングフィールドとかねすごい懐かしい名前が出てきたんですけども、小出さんの幼少期ってどういう音楽を聴いてたんですか?

(小出さん)あんまり年上の兄弟もいないし、音楽を聴く家庭でもなかったんですよね。だから普通にテレビを見てみたいな感じで、なんとなく自分はやっぱり、初めて買ったのはフィンガー5のレコードなんですけどなんか4曲入ってた、お年玉を持って、学園天国じゃなかったんですよ。学園天国はいとこの家にあった。

(堤田さん)ちなみに僕はYMOのBGMなんですけどね。

(小出さん)かっこいいね。

(堤田さん)中村さんは何?

(中村)キャンディーズ。L.P.かな。

(堤田さん)テキーラさんは?

(テキーラ)アグネス・チャン。でももそっからもうすぐに僕小学校4年ぐらいからKISS。たまたま女子がその時ねベシティローラーズがドーンって出てたのかな。それでなんかちょっと耳の越えてる女子はチープトリック。男子はKISSだったんですよ。

(小出さん)でも本当に洋楽に親しむ環境じゃなくって。だからそのベシティローラーズもなんか私は5,6年生だったんですけど、クラスの子でそういうのが好きって言ってる子がいて、でも宝塚が好きって人がいたり、ベルバラが流行ってたから、そういうのと同じ感じで、ベシティローラーズ好きな人がいたり、でもちょっと私はなんだろ、その頃外国の人怖かったので、もう海外に行く気も全くなかったし、っていう感じで。

(堤田さん)そのきっかけはなんかあるんですか?洋楽に行ったきっかけっていうのは?

(小出さん)なんでだろう。中学生の時にやっぱりラジオしか楽しみが楽しみがっていうか、自分の部屋でこうやって聴けるものってラジオしかなかったので、小学生の時からラジオは聞いていて、でサザンとかが好きになって、オールナイトニッポンなんですけど、であの桑田佳祐がと原由子があのビートルズの話とかするのがなんか楽しそうだなって思ったんですよね、でなんか洋楽聞きたいなと思って、高校生入ってから入ってから、高校になってからベストヒットUSAとか見るようになったって感じで、でもほんと中学の時もいろいろ流行あったんだけど、モンキーズのリバイバルとか、だからMCシスターとか買っても、なんかちょこっとちっちゃく情報コーナーに、ポパイとかでもそうだったのかもしれないけど、そういう洋楽情報ってファッション誌に載ってましたよね。だから麻丘 めぐみからkissもわかるし、あの時代ってカーペンターズが好きな人とかみんないたし、まだビートルズもそんな昔じゃない感じで、でも私は全然なんか機会がなくて。

(堤田さん)じゃあ、きっかけは具体的には難しいと思うんですけど、サザンオールスターズやラジオの話が出てきたんだけどもそれがきっかけで、ベストヒットUSA小林 克也がやったとということは大体そのアメリカ全米のチャートをにぎわしているような曲。

(小出さん)でもちょうどMTVのね、ブリティッシュ・インヴェイジョンの時代になってくるので、ヒューマン・リーグとかデュラン・デュランとかカルチャー・クラブとかなってくるから、そういう華やかな感じだから、きっかけはダリル・ホール&ジョン・オーツでMusicLifeを買ってポール・ウェラーっていうかっこいい人がいるんだって分かって。

(堤田さん)でもデュラン・デュランもね、例えばジョン・テイラーとか、かっこいいのに、なんでポール・ウェラーにいったんですか?

(小出さん)長髪が嫌いなんじゃないですか。

(堤田さん)短髪が逆に好きだってこと?

(小出さん)爽やかじゃないですか。

(堤田さん)短髪が爽やかでいいんだ。テキーラさん短髪!
その中でも、やっぱりポール・ウェラー、それはジャムですか。それともスタイルカウンシル。

(小出さん)ジャム解散っていう時だった。

(堤田さん)なるほどじゃあそこ、ちょっと触っちゃおうかな。
それ確かね。高校1年か2年ぐらいじゃないですかね。

(小出さん)高2です。

(堤田さん)僕もそうだな。それね覚えてるな。スタイルカウンシルというバンドをやるって言ってね。ポール・ウェラーがね。

(小出さん)スタイルカウンシルとかジャムの解散後の情報とかが知れるのは全英トップ20だったんです。

(堤田さん)ポール・ウェラーはジャムを解散してその後スタイルカウンシルになりましたと。日本盤でね、ミニアルバム出ましたよね。『スピーク・ライク・ア・チャイルド』が入ってるね。あれどう思いました?

(小出さん)どう思うも何も、素晴らしいものばかりじゃないですか!一曲一曲が素晴らしいじゃないですか。

(堤田さん)僕も素晴らしいと思って。

(小出さん)ジャムのラストの『ザ・ギフト』を聴いてたら、何の違和感もなく、私はほら1枚目からずっと順番に聞いてたんじゃないので、最初に何を聞いたかな、Dig The New Breedを聴いた。それもレンタル屋にあったので、だから『ザ・ギフト』を聞いてすごい自然な流れだと思うので、そんなにみんな特に『スピーク・ライク・ア・チャイルド』なんて別にジャムでやってもいいじゃんみたいな曲じゃないですか。私トレーシーとかレスポンドも好きだった。レスポンドをやってるっていう。そういうことがポール・ウェラーが好きな。素晴らしいっていう。

(堤田さん)僕もスタイルカウンシルはミニアルバム好きだったんですけどね、『スピーク・ライク・ア・チャイルド』も大好きだったんですけど、周り何人か洋楽ファンがいて、みんなダメ出ししてたんですよね。

(小出さん)論争になるんですよね。こんなもんはロックじゃねえとか、私もロックじゃねえとか。これがロックだとか言う人、当時まだ20歳にもなってない頃で、本当にやめてくれと。

(堤田さん)そこだ。そこのセンスがね。

(小出さん)センスじゃない。だからやっぱり若造だし、ビートルズも聴いてないし、別にロックだろうがなんだろうがいいじゃんって。

(堤田さん)あの当時、確かロキシーミュージックの『アヴァロン』とかね、あとXTCだと『Black Sea』の後、『ママ―』とかね。あの時代ってすごい良かったですよね。コステロがね。『シップビルディング』とかね、あの辺じゃないか。83年4年くらいちょうどその時にアズテックカメラとかもね出てきたと思うし、スミスとかもね。やっぱりあれだブリティッシュインベンションにどっぷり使ってしまったそうですね。

(小出さん)端から聴きたいって思う。

(堤田さん)それから英国音楽に行って、米国にも行って、今の小出さんが、まあまあいろいろあると思うんですけどね、ということなんですかね。
中村さんはどうだったんですか?スタイルカウンシルの登場は

(中村さん)僕は全然大歓迎。ジャムは後期になればなるほど好きになったぐらいなんで逆に。

(堤田さん)当時ね、そのジャムが解散してスタイルカウンシルでミニアルバムが国内で出ましたとで、まあ違和感なくね。僕もそうなんですけどね、すごいやっぱ好きだったんですよね僕も、小出さんもどっぷりハマったと思うんですけど、その当時、他にどういうレコードを聴いてましたか。例えばそのUKインベンションの中で。

(小出さん)だからニックヘイワードとかアズテックカメラもそうだし、とにかくそういうペイルファンテンズとかねその時じゃないかな。

(堤田さん)あとリバプール?

(小出さん)リバプールはもちろんです。

(堤田さん)ティアドロップ?

(小出さん)だからやっぱり最初はエコーアンドザバニーメン。

(堤田さん)エコーアンドザバニーメン。ちなみに何を?

(小出さん)アルバムはその時はThe Cutterとかから入ってるから『Porcupine』なんだけど、だんだん遡って。84年に2回来日してるんですよバニーメンが、だからすごいやっぱり盛り上がって、ですごいリバプールエクスプローズだっけで本をもうみんな血まなこになって探して買ってで、それがティアドロップバニーメンの本で、洋書だったんだけど。

(堤田さん)僕もその個人的にはそのバニーメンだとね、『Porcupine』がすごいリアルタイムでもうどっぷりはまって、もうむちゃくちゃかっこいいじゃないですか、でバニーメンイアン・マッカロクが当時ベルベットアンダーグラウンドに影響を受けたとかね、ジョイ・ディビジョンに影響を受けたとかね、それでじゃあベルベットアンダーグラウンド聴いてみようとか、ジョイ・ディビジョン聴いてみようとか。なんかそういった掘り下げていくような、そんなのってありました?

(小出さん)そうそうだから、もちろん洋書とか雑誌も探したし、あと85年になってからかと思うんだけど、バニーメンがカバーばっかりやるライブっていうのをやって、それのブートレグが出て、友達が買って、それがみんなに回ってきて、それが本当に教科書だったんですけど、それこそベルベッツがあり、モダンラバーズが入ってたりとか。

(堤田さん)オンストライクですね。

(小出さん)ドアーズももちろんやってましたね。後々ワーナーの企画盤みたいので、やっぱりバニーメンやってますね。

(堤田さん)12インチでね。
ちなみにね、テレビションのフリクション、ストーンズのペイントイットブラック。モダンラバーズのShe Cracked。僕ら当時カバーしたんですよ、バニーメンバージョン。

(小出さん)モダンラバーズのファーストとか全然買えない時代で、ブートがバイト先にあってブートを買って持ってます。モダンラバーズのファースト。

(堤田さん)なんか、当時の80sのUKニューウェーブってみんななんかね、ヴェルヴェットアンダーグラウンドとかジョイディヴィジョンとか言ってましたもんね。
ちなみにジュリアンコープジュリアンコープからは、ルーツの音楽ってなんかあります?

(小出さん)何でも聞きましたよ。だから、ジュリアンが言ってんのはスコットウォーカーとかなんだっけ、シーズとか、エレクトリック・プルーンズとか、ラブはもちろんね。ペイルとかも言ってるけど。

(堤田さん)特にバニーメンティアドロップエクスプローズジュリアンコープは60sのUSガレージ、あるいはサイケが好きでね。
僕はちなみにジュリアンコープはね、シドバレットがむちゃくちゃ好きだって言ってたんで、シドバレットをレコーデに買いに行った覚えがありますね。

(小出さん)私変な話で、バイト先の人がシドバレットをかけててジュリアンコープそっくりじゃんって思ったって、逆なんですけど、2枚買いましたね。

(堤田さん)あとバウハウスなんかは聴いてなかったんですか?

(小出さん)すいません。なんか、格好良すぎて。。

(堤田さん)上手いね。
ちなみに、バウハウスからシュルレアリスムにいったってか、音楽に行ってない。

(小出さん)でもみんなが好きで、真似しましたよ。のベラ・ルゴシ。

(堤田さん)Dr.カリガリとかね

ネオアコというか、多くのインディーアーティストをもっと知ってもらう、好きになってもらうためには、どのようなことをやっていけばいいと思いますか?

いろいろ考えてやってうまくいったことがないので、やっぱり本当にこれがいいって思ってる、そういう気持ちを大事にしていったらいいかなって思います。

無人島レコード

無人島なんでトロピカルな気候の温暖っていうところを一応踏まえてください。

テキーラ
ルー・リード『ロックの幻想

中村
THE MILLENNIUM『Begin

堤田さん
DAVID BOWIE『LOW』

小出さん
Orange Juice『You Can't Hide Your Love Forever』


今週のブルレコメンド Mishca/ Last Scene

Mishca/ Last Scene

「2013年4月に、お互いが新しい楽器に挑戦したいということで、Dr&VoのカワグチユキエとBa&Voのマツダエリを中心に結成。

その後、一度のメンバーチェンジを経てGt&Voのササキタカヒロ加入により今の形となる。
3ボーカルによるコーラスワークで聴かせる、切なくもポップなメロディーをドリームポップ/シューゲイザーの影響下にあるサウンドでパッケージングした男女混声ボーカルバンド。」

mishca
Sasaki Takahiro Gt. Vo.
Matsuda Eri Ba. Vo.
Kawaguchi Yukie Dr. Syn. Vo.

Support member
Takagi Shohei GT.

Recorded by Hioki Hayato


小出亜佐子さんinfo

1986年から1989年までミニコミ「英国音楽」主宰。現在はDJ並びに、主に80年代音楽墓掘り人。著書に、ミニコミ「英国音楽」とあのころの話 1986-1991 UKインディーやらアノラックやらネオアコやら......の青春。僕にとっては信頼できる音楽ライターでもあります。ネオアコの生き字引、インディー界にとっての生き字引、伝説のお方。

著書 ミニコミ「英国音楽」とあのころの話 1986-1991
※ブルーベリー・オリジナル特典 オフィシャル缶バッジ

すべては1冊のファンジンから始まった!?
90年代音楽シーンを変えたフリッパーズ・ギターのデビュー前夜、
東京ネオアコ・シーンの思い出が1冊に。

当時のフライヤーなど掲載図版688点以上!

スペシャル座談会「「英国音楽」の青春、あの頃の話。」
小山田圭吾(ex.ロリポップ・ソニック)
佐鳥葉子(ペニー・アーケード)
薄田育宏(ex.ウッドストック大阪店)

友情寄稿
カジヒデキ(ex.ブリッジ)――これこそ僕が求めていた世界観だった!
仲真史(BIG LOVE代表)――「英国音楽」が救ってくれた私の青春

草の根ファン・クラブ、お茶会、ビデオ上映会、おこづかい企画…etc.
大好き!が、それまでになかった音楽文化を作った時代。


次回のDJイベントinfo 2023.4.29

neo acoustic pavilion vol.27
2023.4.29 sat 高円寺ディスクブルーベリー
17:00〜
charge free

Guest DJ's
asako koidee
コーゲ・ヤマト

DJ's...
tequila kubota
kimura tin tin duffy(the laundries / diogenes club)
なっかむ(*blue-very label*/disques blue-very)


neo acoustic pavilion podcast(ネオアコパビリオン ポッドキャスト)
2022年9月15日  配信スタート!!
パーソナリティーはtequila kubota(テキーラ久保田)、kimura tin tin duffyこと木村 (the laundries / diogenes club) 、nakamu-lab こと中村(*blue-very label*/disques blue-very)が努めさせていただきます。
ネオアコにまつわる音楽、映画、雑誌、イベントなど、時にゲストを交えながらお話しします。
毎週木曜日 20時30分~ 是非お聴きください(^^♪


Twitterメッセージはこちら↓

@neoacopavilion

協賛は、DISQUES BLUE-VERY


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