#53 neo acoustic pavilion podcast/ネオアコパビリオン ポッドキャスト 2023.9.14🔔Rose Melberg座談会 前半🔔今週のブルレコメンド ケイチ&ココナッツ・グルーヴ/日曜日は終わらない
第53回 neo acoustic pavilion/ネオアコパビリオン ポッドキャストをお聴きいただいた皆様ありがとうございます。これからお聴きいただける皆さま、宜しくお願い致します<(_ _)>
第53回放送内容
🔔Rose Melberg(ローズ・メルバーグ)座談会(コーゲ・ヤマトさん、taraiさん)前半※ポッドキャスト番組開始1周年記念!
🔔今週のブルレコメンド ケイチ&ココナッツ・グルーヴ/日曜日は終わらない
世の中には2種類の音楽が存在します。
ネオアコとネオアコでないものに、そんな日常に寄り添うネオアコの世界を一緒に触れてみませんか
Rose Melberg(ローズ・メルバーグ)座談会(コーゲ・ヤマトさん、taraiさん) 前半
眠りが私を見つけてくれるといいのに、そうしたら、私はあなたのそばにいられる、あなたが消えるまで。それぞれの新しい日があなたを連れ去りにやってくるまで。
If only sleep would find me
I could hold you near
Until you disappear when
Each new day comes
To take you away
Rose Melberg – Each New Dayより
ローズ・メルバーグとは1972年、カルフォルニア州サクラメントで音楽家の両親の下に生まれました。10代の頃パンクミュージックに系統していた彼女は1992年20歳で女子4人組バンドTiger Trap(タイガー・トラップ)を結成。ライオットガールのシーンを経由してKレコーズ(K Records)のオーナー、カルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)と知り合い、Kレコーズ(K Records)よりアルバムもリリースしました。その後Tiger Trap(タイガー・トラップ)は1年半で解散してしまいますが、すぐに新たなプロジェクトとしてジェン・スブラジアとのユニット、the Softies(ザ・ソフティーズ)、3ピースバンドのGo Sailor(ゴー・セーラー)を始動。またソロ名義での活動も本格的に始め、90年代だけで数多くの作品を残しています。その他にも様々なバンドに参加し、結婚と出産を経た後、現在に至るまで音楽活動を続けています。彼女の圧倒的なソングライティングと唯一無二の美しい歌声は、世界中のインディーファンを虜にしています。
最初期
ローズの最も古い音源は1991年8月にオリンピアで開催されたフェス「International Pop Underground Convention」に参加した際のライブ録音。(このCDは92年にKレコーズよりリリース)
ソロで「My Day」という曲を披露しました。
この時のいきさつについては「米国音楽 Vol.6」に掲載されているソフティーズのインタビュー記事に詳しく書かれています。
「Bratmobileからの誘いで参加を決めて、二日前に初めて曲を書いたの」
「まだバンドメンバーは二人しかいなくて、しかももう一人が当日学校で行けなくなったから、私一人で出ることになった」
「Kのカルヴィン・ジョンソンともそこで初めて会った」
Tiger Trap期
女子4人のバンドセットでTiger Trapとしての活動を始動し、最初に出したシングル。
前述のBratmobileとのスプリットシングルで、Four Letter Wordsというレーベルからのリリース。
スリーブは1stプレスが三種類、リプレスが三種類あるとされています。
1stプレス
・背景が金色プリントで、裏面記載の住所が"San Francisco"
・背景が金色プリントで、裏面記載の住所が"Daly City" ←コーゲの所持盤はこれ
・金色プリントがされておらず、裏面記載の住所が"San Francisco"
リプレス
・白黒プリント
・赤色の単色プリントで、裏面に何も書かれていない
・赤色の単色プリントで、裏面記載の住所が"San Jose" ←taraiさんの所持盤はこれ
7インチシングル「Supercrush」
一曲アルバム未収録の「Hiding」という曲が入っています。
ドーナツ盤のものと、そうでないものがあるらしい。
Kからのリリース。
唯一のアルバム「Tiger Trap」
アノラックな「Puzzle Pieces」から始まり、泣きメロの「My Broken Heart」など枚挙にいとまがないほど名曲多数。
Kからのリリース。
全曲アルバム未収録の5曲入り10インチシングル「Sour Grass」 (CDもあります)
タイトル曲のSour Grassは泣きメロの大名曲。
Kからのリリース。
最後のリリースになったHenry's Dressとのスプリットシングル。
このシングルではローズは歌ってない模様。
Slumber Landからのリリース。
Go Sailor期
3ピースバンドGo Sailorのシングル3枚。 全て95年のリリース。
上から、1stシングル「Fine Day For Sailing」(Yoyo Recordingsより)
2ndシングル「Long Distance」(Slumberland Recordsより)
3rdシングル「Don't Go」(Lookout! Recordsより)
これら3枚のシングルはそれぞれ盤の色が二種類存在します。
3rdシングルのジャケットは、Richard Barnesによる写真集「Mods!」に掲載されている写真が元ネタ。
3枚のシングル曲とコンピレーションに提供した2曲をコンパイルした編集盤。
1996年に Lookout! Records からCDのみでリリースされていた。
後の2011年に Slumberland Records からアナログ再発され、更に2022年にも再発された。
(右の黒盤が最初の再発盤、左のクリアブルーヴァイナルが再再発盤)
Go Sailorのドラマー「Amy Linton」は Tiger Trap 最後のリリースであるスプリットシングルで一緒に収録されていた「Henry's Dress」のメンバーでもあり、Go Sailor解散後は The Aislers Set というバンドを結成する。
ベースの「Paul Curran」は元々「Crimpshrine」というパンクバンドをやっていた。 Go Sailorの2ndシングルには、一曲彼がメインボーカルをとった曲が収録されている。Amy Linton」は Tiger Trap 最後のリリースであるスプリットシングルで一緒に収録されていた「Henry's Dress」のメンバーでもあり、Go Sailor解散後は The Aislers Set というバンドを結成する。
今週のブルレコメンド ケイチ&ココナッツ・グルーヴ/日曜日は終わらない
Keichi & The Coconut Groove / Small Garden - split ep series vol.7 [blue-very label]
発売日:2023/10/上旬予定
初回予約者限定特典:ポストカード (超限定50部のみ)
アーティスト:Keichi & The Coconut Groove / Small Garden
タイトル:split ep series vol.7
型番:blvd-042
フォーマット:Cassette Tape + digital download code
価格:1,500円+税
発売日:2023/10/上旬予定
数量限定特典:ポストカード
~ Track List ~
Side-A : Keichi & The Coconut Groove
1,日曜日は終わらない
2,It's All About
3,Kinda Wasted Without You (Roger Nichols & The Small Circle of Friends Cover)
Side-B : Small Garden
1,A Kind Of Eden (The Orchids Cover)
2,Maboroshi no Natsu
3,SHIBIRE
Jasrac承諾番号 : T-2390018
mastering : Kenichiro Kozono (small garden studio)
design : Tomomi Kuroda
illustration : Ikuno Nema
executive producer : Kei Nakamura
これぞ真性アフター渋谷系バンド Keichi & The Coconut Groove。90年代で云えばLeftbankのBobbie's Rockin' Chair辺りに通じる感じであるが、昨今の流れを汲みつつもう少し幅のある音作りをしている。レーベルとしては異色?王道中の王道ロジャー・ニコルス「Kinda Wasted Without You」を忠実かつフレッシュにカバー!
一方のスモール・ガーデンは彼が普段セレクトしないであろうブリストルのネオアコバンドThe Orchidsの隠れ名曲"A Kind Of Eden"をリクエスト。この曲は以前同企画で小林しのがカバーしたが敢えて再び選曲。「この楽曲の良さをそれぞれの解釈でお楽しみいただけたら」
オリジナル2曲も素晴らしく、晩夏を惜しむべく気怠いレゲエ調のリズムを取り入れたB2、これぞSmall Gardenという趣のB3は男女の絡み合うボーカルが素晴らしい。
マスタリングは音楽活動と兼務しているスモール・ガーデン小園氏が担当。90年代を自主インディー作品風のイラストはneeことIkuno Nemaによる描き下ろし作品。今回アートワークは志向性からシーンをよく知るTomomi Kurodaが担当した。
neo acoustic pavilion podcast(ネオアコパビリオン ポッドキャスト)
2022年9月15日 配信スタート!!
パーソナリティーはtequila kubota(テキーラ久保田)、kimura tin tin duffyこと木村 (the laundries / diogenes club) 、なっかむこと中村(*blue-very label*/disques blue-very)が努めさせていただきます。
ネオアコにまつわる音楽、映画、雑誌、イベントなど、時にゲストを交えながらお話しします。
毎週木曜日 20時30分~ 是非お聴きください(^^♪
Twitterメッセージはこちら↓
@neoacopavilion
協賛は、DISQUES BLUE-VERY