【5タイプ】顧客のニーズの分け方って?
マーケティングの基礎的な部分をコトラーから学んでいこうという企画。今回はニーズのタイプ分けについて触れていく
ニーズとはなにか
ニーズとは、人間の基本的要件のことである。生きるために必要とする物、たとえば水や食料などが匹敵する。
顧客のニーズを理解することは簡単ではない。ニーズがあってもそれをはっきり自覚していない顧客もいるからだ。
ニーズには5つのタイプに分けられることができる。
例に伴って解説していく。
たとえば顧客のニーズが
だったとしよう。
このニーズを5つのタイプに分けてみる。
①明言されたニーズ
「顧客は安い車を望んでいる」(実際に口に出している要望)
②真のニーズ
「顧客は購入費の安さよりも、実際は維持費の安さを望んでいる」
③明言されないニーズ
「顧客はディーラーからの質の高いサービスを期待している」
④喜びのニーズ
「顧客はディーラーにカーナビを付けてくれるといった
サプライズ的なことを期待している」
⑤隠れたニーズ
「友人や家族に良い買い物をしたといわれたい、思われたい」
(顧客が期待している周囲からの反応、承認欲求)
ただ単に①の明言されたニーズを満たすだけでも顧客はそこそこ満足するだろう。
しかし、多くの顧客は自分が製品に何を望んでいるのかわかっていない。
だからこそ企業は、顧客が何を望むのかを自覚する手助けをすることで、優位に立てるのだ。
製品の流通が多様化した今日、
マーケターは顧客のニーズを上記のように細分化し、あらゆる可能性を考察し「感じ取って応じる」必要がある。
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