マガジンのカバー画像

「エンタメ(マンガ・アニメ・映画など)」作品のレビュー

760
広く「マンガ」「アニメ」「映画」など、エンタメ作品関係のレビューを紹介します。後日整理の予定。
運営しているクリエイター

#批評

スタンリー・ドーネン監督 『シャレード』 : 愛らしい小品

映画評:スタンリー・ドーネン監督『シャレード』(1963年・アメリカ映画) 本作主演のオード…

年間読書人
11日前
16

『情況 2024年夏号 【特集】トランスジェンダー』 : 特集記事を総括する。

雑誌評:『情況 2024年夏号 【特集】トランスジェンダー』(情況出版) 本書に収録された特集…

年間読書人
12日前
27

北村紗衣 『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100…

書評:北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選…

年間読書人
2週間前
28

マックス・オフュルス監督 『忘れじの面影』 : 見返りを求めないという「美徳」

映画評:マックス・オフュルス監督『忘れじの面影』(1948年・アメリカ映画) 1948年だから、…

年間読書人
1か月前
14

北村紗衣 『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』 : シェイクスピアの研究書ではな…

書評:北村紗衣『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 近世の観劇と読書』(白水社) 「武蔵…

年間読書人
1か月前
39

岩井俊二監督 『Love Letter』 : 岩井俊二の「オカルト趣味」

映画評:岩井俊二監督『Love Letter』(1995年) およそ、私にはそぐわない映画である。 普通…

年間読書人
1か月前
31

サム・ライミ監督 『死霊のはらわた』 : 古典を鑑賞するということ

映画評:サム・ライミ監督『死霊のはらわた』(1981年・アメリカ映画) 本作は、基本的には、次のような作品であることに留意した上で見るべき作品である。 つまり、本作に、特に愛着のある人以外は、本作が基本的に「学生ムービー」のノリの作品だと、そう思って見た方がいい。 また、「スプラッター・ホラー」というジャンルに特に興味はなく、いろいろある娯楽映画の中のひとつとして見る人は、本作が「一つのジャンルを作り上げることになる先駆的な作品」であるという「歴史的意義」を知っておくべき

北村紗衣 『批評の教室』 : 作品批評【実践編】(第2回)

書評:北村紗衣『批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま新書) さて、…

年間読書人
1か月前
26

竹村和子 『フェミニズム』 : 真の「フェミニズム」を知るべし。

書評:竹村和子『フェミニズム』(岩波現代文庫) 「フェミニズム」という言葉だけなら、「誰…

年間読書人
1か月前
30

フランソワ・トリュフォー監督 『突然炎のごとく』 : 「恋愛もの」に見せかけた「男…

映画評:フランソワ・トリュフォー監督『突然炎のごとく』(1962年・フランス映画) 「ヌーヴ…

年間読書人
2か月前
18

東浩紀 『訂正する力』 : 北村紗衣という「訂正無能力者」

書評:東浩紀『訂正する力』(朝日新書) 昨年よく売れ、「2024 新書大賞」の第2位にも選ば…

年間読書人
2か月前
49

ジャン=リュック・ゴダール監督 『恋人のいる時間』 : 女がわからない。

映画評:ジャン=リュック・ゴダール監督『恋人のいる時間』(1964年・フランス映画) ひさし…

年間読書人
2か月前
15

北村紗衣 『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード』 : 「北村紗衣はダース・ベイダー…

書評:北村紗衣『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門』(…

年間読書人
2か月前
34

北村紗衣 『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』 : 子供騙しな子供向けフェミニズム

書評:北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(書肆侃侃房) 著者が嫌いだから貶しているのではない。 本稿のサブタイトルどおり、本書『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(以下『お砂糖とスパイス』と略記)の中身が「子供騙しな子供向けフェミニズム」エッセイ集にすぎないと評価するので、そう書いたまでのこと。 私情を交えるまでもなく、本書は、少なくとも私の基準からするならば、単なる「ゆるいクズ