竹村和子 『フェミニズム』 : 真の「フェミニズム」を知るべし。
書評:竹村和子『フェミニズム』(岩波現代文庫)
「フェミニズム」という言葉だけなら、「誰でも知っている」といっても過言ではないだろう。
日本でこの言葉が使われだしてからでも、かなりになるはずだし、特にインターネットが普及して以降、この言葉を文字列として目にする機会が増えたので、多くの人は、この「カタカナ言葉」に馴染むようになったのではないだろうか。
しかし、よく見かけるとか、おおよそのことは知っているなどと言っても、「フェミニズム」が「どういうものなのか」を、具体的に知っ