デザインと経営
ユニコーン転職ラジオ第166回の感想です。
▼今日のユニコーン転職ラジオ
今日のユニコーン転職ラジオは国立新美術館で開催中の佐藤可士和展に行ってきたという話でした。佐藤可士和さんといえばユニクロなどコーポレートアイデンティティのロゴなどが有名です。
美術展ではこれまで手がけた仕事を「作品」として展示しています。広告やビジュアルアイデンティティの作品を展示する展覧会は珍しく、写真撮影をしても良いということでした。
余計なものを削ぎ落とす美学や緻密に設計されたプロダクトの展示がされていて、アートを見に行っているようでもあるが広告の裏側を見にいく場でもあるという話を聞いて足を運んで見たくなりました。
▼デザイン経営とは
デザイン経営といえば経済産業省・特許庁が「ブランドの構築」や「イノベーションの創出」に欠かせないものであるというレポートを出しています。
日本では従来のイノベーションは「技術革新」と解釈されてきたが、単なる技術を産むことだけでは製品の同質化(コモディティ化)を脱しない。デザインが介在して初めてブランドの構築やイノベーションの創出が実現するという主旨です。
産業の中心がハードウェアからソフトウェアに移り変わり、インターネットサービスが中心となったことで顧客体験の質がビジネスの成功に及ぼす影響が大きくなった。顧客体験の質を高めるデザインに注力した企業が存在感を高めています。
このレポートはまだ読まれていない方は是非一読をオススメします。
「デザイン経営」 宣⾔ 経済産業省・特許庁 産業競争⼒とデザインを考える研究会
▼デザイン経営の実践
デザイン経営を実践する上で存在感を増している企業もいます。昨年、東証マザーズに上場したグッドパッチはミッションやビジョンのレベルからデザインを経営に取り込み、優れたUI/UXを実現するデザイン会社として存在感を増しています。
また、デザイン会社だけでなく三井住友銀行のようにインハウスのデザイナーを組織して経営に活かす事例は今後多く出て来るでしょう。三井住友銀行アプリのリニューアルを書いたnoteでは組織の軋轢や過去の負債を乗り越えてデザインを実現したことが垣間見えます。
▼企業におけるデザインの種類と役割
ここまで「デザイン」と一言で括ってきてしまいましたが、企業におけるデザインの種類と役割についてはなりおさんがわかりやすく解説してくれています。我々が何気なくつかっているデザインという言葉をもう少し詳しく理解することが出来るのでオススメです。
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