テトラポッドにうちひしがりて
あれから、僕は3秒で寝た。どこかの漫画の主人公だ。似ている点とすれば、少し勉強ができないぐらいだ。
友達もできるし、多少はモテていた。あいつはそれに比べて貧相なもんだ。普通の人間ができることはできない。何か問題に直面してはすぐにロボットに助けを求める。
そんなあいつを僕は嫌いだった。誰かに縋り付いて生きていくのであれば、尻をだして踊っていたほうがいいと思っている。
右手がいたい。目が覚めた。寝ていた時に風景と違う。ベットから落ちていた。掛け布団は僕と一緒に落ちてはくれな