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産前うつ?望んだ妊娠だったのに、妊婦メンタルで苦しんだ話(1/2)

こんにちは、育休中のねむみもふこです。
この記事を書いてる時は、0歳の娘の育休中です。

子供が欲しくて妊娠したのに、
いざ妊娠したら「育児怖い」「子供を産むのが怖い」
「赤ちゃんを可愛く思えない」といった
メンタル不調に悩まされた話と、私がとった対応策を2本立て紹介します。
・1/2がメンタル不調の話(この記事)
2/2が対応策の話


いわゆる「産前うつ」「妊娠うつ」「妊婦メンタル」だったと思います。
妊娠したら誰もが発症する可能性があるので、
これから子供を望んでいる方や、
同じ悩みを抱えた方の参考になれば幸いです。
(当時の記憶を思い出しながら書いてるので、読みにくい文章ですが…)

その前に、自己紹介

普段はデスクワークのフルタイム勤務をしています。
昔からうつ病を患っており、
自分のメンタルと向き合いながら仕事をしていました。
(うつ病持ちなのに、仕事量を調整して働かせてくれる会社には感謝です)
服薬はすでに卒業したので、精神科に通いながら妊活を始めました。

妊娠が発覚したのは2019年9月。
高齢なので妊活は長期戦を覚悟していたのですが、
運良く、比較的早く授かることができました。

妊娠発覚と同時につわりも出てきました。

入院レベルのつわりを「妊娠悪阻」と言いますが、
入院するほどではなかったものの、
とてもじゃないけど働ける体調ではなかったため、
10月からつわり休職をさせていただきました。

私のつわりの症状はこんな感じ↓

*吐きづわり(常に吐き気と戦ってる)
*食べられるものが限定される
*寒気
*半端ない疲労感(出社するだけでクタクタになる)
妊婦メンタル ←最も辛かった!!

ちなみに吐きづわりは半年近く続きました。
(つわりは妊娠4か月くらいで治ると聞いてたのに!)

産休に入るまで働けていれば、
仕事のことを考えられるから、
こんなに妊婦メンタルで苦しむことも無かったのかな…
と思います。


妊娠うつ(産前うつ)とは?

まんまですが、妊娠中のうつのことです。
妊娠中のホルモンバランスが崩れてしまうのが原因。
決して「自分が弱いから」とかではないです。

ちなみに、妊娠中に精神的に不安定になる妊婦さんは、
5人〜10人に1人くらいの割合なので、結構な妊婦さんが経験されるようです。
※ちなみに、国民病なんじゃないかと思われる「花粉症」は4人に1人くらいです。

症状としては、

*赤ちゃんをかわいいと思えない
*母親失格と思ってしまう
*ちゃんと育てられるか不安
*イライラ


といった妊娠・出産・育児に関する悩みを抱えて、
精神的にしんどい妊娠生活になってしまいます。
最悪なケースに陥ることもあるようです。

妊娠うつのやっかいなところは、服薬できる薬が限られていること。
赤ちゃんへの影響が心配で、服薬を拒む方も多いです。
※赤ちゃんへの影響よりもうつのリスクが高い場合は服薬した方が良い、
というのが最近の医学の考えだそうです。

妊娠期間は約10ヶ月。
こんなに長い期間を、ずーっと不安を抱えながら
過ごさないといけないんですよ!

まるで出口のないトンネルにいるような、絶望的な気分でした。


育児が怖くて仕方ない

妊娠して「子供を育てる」イメージがどんどん具体的になっていくにつれ、
様々な育児トラブルが怖くなってきました。

子供への虐待、産後うつ、保活、ママ友トラブル、魔のイヤイヤ期、第二思春期、PTA、育児放棄、子供の犯罪、病気、けが、育児によるうつ病の再発…

不安をあげだしたらキリがありませんが、もう何もかもが不安でいっぱい。
もともと体力が無くストレスを抱えやすい性格で、
産後うつのリスクが高いタイプであり、

そんな自分が子供を育てられるのか?

と、毎日ずっと自問自答する日々でした。
育児が怖くて本当に仕方なかったです。

育児トラブルを乗り越えられずに、
子供に手を出してしまったり、
育児放棄してしまう自分の姿ばかりイメージしてました。

(毎日育児をしている人はどうやって育児してるんだろう?すごいなほんと…)




妊娠前に戻りたい、でも戻れない

妊娠して改めて気づいたことは、
「子供が生まれたら今までの平和な夫婦生活が終わってしまう」ということ。

それまで主人とは仲良く暮らしていたので、

この楽しくて気楽な日々が終わってしまう…
子供が独り立ちするまでの約20年間はずっと子供中心の生活になってしまう。

育児が始まったら、「寝る時間もない」「自分の時間がない」
「子供が1人で何でも出来るようになるまでずっと見ていないといけない」
という生活が始まります。

休日はずっと寝ているor漫画読んでるような、ぐーたらゴロゴロな生活がもう出来なくなってしまう。

気が向いた時に、好きなカフェでまったりするのも難しくなってしまう。

主人とまったりした時間も少なくなってしまう。

ライフステージの変化による不安なので、
「もうすぐ卒業だ、寂しいな」
「明日から社会人だ、学生時代はもう終わってしまう」
といった寂しい気持ちに近いと思います。



そんなに不安だったら、何で妊娠しちゃったの?
子供を望んでいる人はたくさんいるのに?

もともと子供が欲しくて妊娠したのですが、
妊娠する前は漠然と「子供がほしい」と思ってました。

しかし、いざ妊娠すると育児の具体的なイメージが湧いてきて、
育児の辛い面ばかり目が行くようになりました。
(うつ病持ち+ホルモンバランスの変化のせいだと思われます)

お腹の中の子は、何で私のところに来てしまったんだろう?
子供を望んでいる他の人のところに行ったほうが、絶対良かったのに…


お腹の中の子が可哀相で、妊娠したことに毎日罪悪感を感じていました。

「そんな私が母親になる資格なんて無い」と思うと、
さらに鬱な気持ちに拍車がかかって、
どんどん沼にはまっていってしまう感じでした。



「陣痛が怖い」

これは妊婦さんみんな不安だと思いますが…。
痛いの怖い!
陣痛が痛すぎてパニックになって、出産どころではなくなりそう!
産むときに狂ったように叫びそう!
あまりにも痛すぎて、赤ちゃんを恨んでしまいそう!

(陣痛に耐えて出産された古今東西のお母さんは本当にすごいと思います)


そんなに不安だったら堕ろせば良かったのでは?

と、思うかもしれません。
当時は肉体的にも精神的にもぐったりしており、
正常な判断が出来る状態ではありませんでした。


産業医の先生から
「精神的に不安定な時期に、大きな決断をしない方がいい」
アドバイスをいただいてたこともあり、
大きな決断をするタイミングではないと考えていました。


子供が欲しくて妊娠したのに、
本当に堕ろしてしまった方がいいのか?

「案ずるより産むが易し」というし、
産んだら何か良いこともあるかもしれない…

つわりが終わったら心境が変わる可能性もあるし…

妊娠も育児も、正解がありません。
産むにしても、堕ろすにしても重い決断が迫られます。
そんな決断を下す力が、当時の私にはありませんでした。


じゃあ結局どうすればいいの?

望んだ妊娠なのに、妊娠して後悔してしまう。
でも赤ちゃんを堕すような大きな決断も出来ない。
なんとか精神的な負担を減らしたいと思い、
いくつか対策したことがあります。

次回は、私がやってた妊婦メンタル対策をご紹介しようと思います。

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