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最近の読了本



あらゆることは今起こる

先月購入した柴崎友香さんの「あらゆることは今起こる」。
すぐに読んでしまったのですが、いろいろ考えさせられ、ちゃんとnoteに書こうと思っているうちに時は流れ(^_^;) ねむ子あるある…
とりあえず読了しましたという記録は書いとこ。

私自身は、ADHD的なとこは無いと思う。たぶん。
でも、発達障害のグレーゾーンというのは、2次元のグラフでここまでが正常でここからが異常その中間がグレーというものではないと。
3次元の地形のようなものだと。
私もまぁまぁ平坦な道を歩いているけど、時々、ボカンと深い穴が開いてたり、どうしても登れない崖は存在する。

若い頃、授業中、よく寝てしまった。しじゅう眠かった。
好きな先生の面白い授業や、めちゃくちゃ厳しい先生の集中していないとついていけない授業に限って寝てしまう。つまらない授業だと考えごとしたり落書きしたり内職したりして起きてられたのだけど。 
もしかしてそれって、発達障害的な特性のせいだった?
私は50代になってからあまり眠くなくなったので、眠いというのは若さのしるし!と思っていたのだけれど…。
柴崎友香さんもよく寝てしまうらしい。
映画好きで映画レビューの仕事をしていたのによく映画の途中で寝てしまうと。発達障害と診断されて薬を飲むようになって、大好きなゴダールの映画を初めて最初から最後まで眠らずに見られて嬉しかったそう。

あと、柴崎さんの子供の頃こんなことがあったこういう子供だった、とあげる例のひとつひとつが私の次男とよく似ていて、次男に「なにボーっとしてるの」「なに考えてるの」「なんでこんなことが出来ないの」と言い続けていたなぁと思い出して、そのことをすごく後悔した。

アマイタマシイ

杉本亜未さんのコミック「アマイタマシイ〜懐かし洋菓子伝説〜」のKindle版がセール中とのことでダウンロードして読みました(現在セールは終わってます^^;)
面白かった♥
掲載誌、ヤングジャンプだったのですね。
洋菓子店オーナーの羽衣ちゃんは作画も内面も少女漫画の世界の子なのに、パティシエは青年誌の世界の人で、共同経営者の賀句くんは一見少女漫画風なのに「漢スイーツ友の会」のスイーツ四天王のひとりだったりしてやっぱり青年誌の人www
大家さんは著名な漫画家で時代に迎合しないストーリーの料理まんが「郷太のめし」の著者w

ほろよい読書

今日も一日よく頑張った自分に、ごほうびの一杯を。酒好きな伯母の秘密をさぐる姪っ子、自宅での果実酒作りにはまる四十路のキャリアウーマン、実家の酒蔵を継ぐことに悩む一人娘、酒が原因で夫に出て行かれた妻、保育園の保護者達からオンライン飲み会に呼ばれたバーテンダー……。今をときめく5名の作家が「お酒」にまつわる人間ドラマを描いた、心うるおす短編小説集。

短編集「ほろよい読書」。
柚木麻子さん以外は、はじめましての作家さんでした。
果実酒が飲みたくなりました。

ともぐい

河崎秋子さんの直木賞受賞作。
明治時代の北海道の山中に猟をしながらひとりで暮らす男、熊爪。
自分の年齢も実の親も知らず、山で生きる術を教えた養父と死に別れてからは必要最低限の米や弾薬などが必要な時にだけ、獲物や山菜を売りに町に降りる。
孤高の猟師と伝説の人喰い熊が戦う話かと思ったら全然違った。
壮絶な話でした。



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