FIFAバロンドール2015の旅①
夢のような…
Facebookの「過去のこの日」のお知らせが
なつかしい旅を思い出させてくれている。
8年前の今ごろは
師匠・賀川浩のFIFAバロンドール表彰式に向け
スイス入りしたところ。
受賞の連絡を受けてから3週間ほどで
バタバタと準備〜出発🛩
「夢のような」とは、たぶんきっとあの時間のこと。
いつかまた、あれくらいexcitingな時間をこんどは自分の力で――と、思う。
以下、当時の投稿
スイス&ドイツ1日目:五つ星ホテルのベッド
20時すぎに、賀川さんと無事合流。
1863年創業の歴史あるレストランでディナーを済ませたのち、賀川さんのホテルを見学した。
さすが、FIFA手配の五つ星ホテルは正方形の大きな大きなダブルベッド。
思わず、「賀川さんが5人は寝られそうですね!(笑)」と言ったら、
「78年アルゼンチンW杯の時もベッドが立派で、訪ねてきたロクさん(高橋英辰 元日本代表監督)に『3人は寝られるね』とからかわれたよ(笑)」と賀川さん。
長時間のフライトに、到着直後からの打合せとハードなスケジュールだったものの、疲れもさほど見えず、笑顔のまま「おやすみなさい」ができた。
帰り道、カメラマンのSさんとの会話は、“鉄人・賀川”から、やはり豪華なホテルの話題に。
Sさんも、かつて米国の五つ星に長期滞在したことがあるらしい。うらやましがる私に、Sさん。
「いやいや、当時まだ6畳一間住まいだったから居心地が悪くてね。『もっと小さな部屋にしてくれ』と頼んだら、『アナタの部屋が一番小さい』って(笑)。昼はまだいいんだけど、夜、電気を消すと落ち着かなくて落ち着かなくて、、、」。
ベテランカメラマンの、若き日のお話。
聞けば、ホテル代は今は亡き某サッカー専門誌もちだったそうで。
そんな豪勢な時代もあったんですね……
スタッフの給料は最後までよかったみたいですよ……
だから廃刊にせざるを得なかったんですかね……
最後は在りし日の故人を偲ぶような話で終わった(笑)。
そしていよいよ、自分の宿にチェックイン。
チューリッヒHB(駅)近くの、シンプルな、キッチン付きのホテルというかアパルトメント。
広めの1ルームに、シングルベッドが計3つ!
総面積なら、賀川さんのベッドに負けてないぞ(笑)。
回想
そういえばこのあと、現地用のコンセントを挿そうとして
感電死しかけたんだっけ。
最近はほとんど準備の必要がないけれど
当時はまだ、なのか、ここは、なのか、分からないけれど
このときは海外用のコンセントを持参する必要があった。
あのとき死んでいたら、
授賞式や晩餐会に出席できないどころか
師匠に大迷惑をかけていたに違いない。