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Journal「何かと忙しかった。芥川賞作家さんからフォロバ(嬉!)」(2024,08,前半)

8月14日

 何かといろいろあった三ヶ月間だけど、もう忙しすぎて細かいことは思い出せない。五、六月、仕事でバージョン提出の締切があり、春の文学フリマ東京38に行けなかったことが、印象深い。

 七月に入って、仕事が少しだけまた余裕ができた。星々の小説講座中級を受講しているので、短編小説の執筆に気合が入る。7月末に提出する原稿は、だいたい最後まで書くというミッションである。数ヶ月に亘り執筆をして、作中の描写が難しく後回しにしていた部分があったのだが、それをどうにか書ききった。
 自分でも、ちょっとこれはどうなんだ? と思ったのだけれど、〆切時間が迫っていたので提出した。八月の回は、今期講座で、執筆過程の作品にほしお先生からご指導していただける最後の機会だった。そして、私はほしお先生から、あるシーン(不安で残していた部分)に対して、強いご指摘を受ける。 
 そのとき、緊張で頭がぶっ飛んだので、詳細には書けないのだけれど、私が書いている小説みたいなもの(未熟な作家がやっとこすっとこアウトプットしたグロテスクなもの)と「文学」の違いについて、ご指導いただいた。
(これは、私の言葉遣いであって、私の自分の作品に対しての戒めで書いたことである)
 ほしお先生からは適切な素晴らしいご指導を賜った。今後も書いていきたい。もっと、もっと真剣にやらねばと思っている。

 嬉しいこともあった。七月に今年の芥川賞の発表があった。常に追いかけているわけではないが、今年はたまたまリモートワークの日だったので、Youtubeでの発表をタイムリーに見ることができた。読書量がそんなに多くない私なので、受賞者は全く知らない作家さんだった。受賞者のお二人のうち、松永K三蔵さんの『オモロイ純文運動』というメッセージに刮目する。かつ、『バリ山行』という受賞作、とても気になる。というのも、その昔、私はトレッキングをやっていたことがあり、このタイトルの『バリ山行』という響きが刺さったのである。これまでの芥川賞受賞作品とは何か違う感じがした。それは、松永K三蔵さんのヴィジュアルを同時に確認したからかもしれない。小説家の持つ或る種の薄暗さみたいなのを、オリャ、オリャ、と蹴散らしてくれるような雰囲気だった。
※後に購入した群像9では、松永K三蔵さんへの15の問いで、さまざまなスポーツをされていることを知る。
 七月末に単行本が出るということなので、他の候補作には脇目も振らずに、私は松永K三蔵さんの新刊を待ったのである。
 話は長くなったが、発売日となり、『バリ山行』を購入して買って帰ってきた。

 書影を撮影してXにポストすると、なんと松永K三蔵さんからお返事とフォローをしていただいた。なんという太っ腹。そして、『バリ山行』を読みはじめ、あっという間に読み終わった。私はショックを受けた。オモロイ……だのに、凄い。大ファンになってしまった。松永K三蔵さんの作品を他に読めないのだろうか……と思ったら、群像新人賞の『カメオ』という作品が今年発売されるそう。これも楽しみだ。
 山行を味わいたい人は、『バリ山行』をオススメする。(感想は書かないよ!)

 ジャーナルを書いていなかった三ヶ月間、少し読書もしていた。しかし、本当に数冊である。平日フルに仕事をして、帰ってきて別の仕事をして、そして、日を跨いでから執筆をする。睡眠時間はかなり短い。土日は親の介護があり、読書の時間はほぼなく、通勤時間と昼休みをそれに充てる。みんな、読書時間をどうやって捻出しているのだろう。生活が急に変わることはないので、速読をマスターするしかないのかもしれない。
 不思議なもので、インプットしないとアウトプットできない何かを感じている。そして、わずかな時間でも小説の執筆に充てたい。最大限のエネルギーを小説執筆に注入するのだ。
 なので、小説以外のアプトプット(つまり、note記事やXのポスト)は限りなく少なくしている。
 今日は、文学フリマ東京39の記事に50のスキをいただき、何かを更新するというお約束だったので、ありがとうの気持ちをジャーナルにしたためた。


ここまで読んでくださり、どうもありがとうございます!


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