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物言わぬ伝承者、被爆ポンプ
広島駅から電車で一駅の猿猴橋町停留所の前あたりに残されている3基の被爆ポンプ。つるされた板に『被爆ポンプです 残してください 永原富明 被爆二世』とあります。
永原さんは呉市在住の被爆2世で、ピースボランティアとして原爆資料館で伝承活動をされているそうです。
この地区は駅前再開発で整備されるが、市は1基を資料館で保存、1基を再開発後のBブロック内の歩道緑地帯に飾る予定で、もう1基は公開を条件に引き取り手を募っているようです。
永原さんの行動がなければ、再開発工事のどさくさに紛れて、鉄くずとして葬り去られたかもしれません。
どのような形にせよ、保存されることになったようなので一安心です。
被爆で全身やけどの人々が末期の水を求めて防火水槽や手押しポンプに集まり死んでいったことは、被爆者が描いた原爆の絵などに残されています。
物言わぬこのポンプがこのような原爆の悲惨さを語り続けていってくれるはずです。
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