出したい考えはたくさんあるのに、言葉にしようとすると消える。


なぜなのだろう。

この現象には果たして名前はあるのだろうか。

誰かなんかカッコいい横文字をつけていそうだな。


私は常々、頭の中で考えや感情が浮かんでは消え、
いや、小さくなって蓄積され、
それがだんだんと増えていき

気づいた頃にはあたまがぱんぱんで
キーッとなって力尽きることが多々ある。


頭をめぐっている取り止めのない考えや感情は

イメージするなら黒いシャボン玉のようで、


それが消化されないまま小さな泡粒となり

どんどん頭の中に黒い泡が溜まっていき、

しまいには口から白い泡を吐いて
白目をむいて机につっぷしている。

といったところだ。


脳内の考え(黒いシャボン玉)を、
かっこつけてきれいにしてから出そうとするからだめなんだろうなぁとも思う。

黒いシャボン玉は黒いシャボン玉の状態のまま出すことに意味があるのでは?

きれいな言葉にしなくてよいから、
まず出す。
言葉をととのえるのはそのあとでも出来るのだ。

あとから読み返して「なんじゃこれは?!」となってからでも整えたり、消したりすることはきっと出来る。

[感じていけない感情なんてない]って言う言葉を漫画だったか小説だったか、耳にしたことがあるけど、
すごい言葉だと思ったし、ちょっと救われる気がした。


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