秋の重忠壁芝居ーちょっと立ち話 9月12日
勢い込んで秋の壁芝居の準備はじめまーすと言ったものの進展なし。ずっと忘れていたガン定期検診の結果を聞きにお医者さんへ。母は散歩がてら一緒に。
陰性です大丈夫!と若い先生に太鼓判を押されて帰り道、商店街の店先で植木に水をやっていたおばさんにこんにちはといったのをきっかけにしばらく立ち話しました。
お店の方は、たぶん母と古い顔見知り。わたしも小さい頃はよくこちらのお店に来ていました。おばさんはちいさい頃のわたしの顔、覚えていないかもしれないけど、長い長いおつきあいです。
畠山重忠?大河ドラマ?うーん、ああ、あれねえそうよねえ。だあれも来ないわよ。
あーそうですか。ここは静かなもんですね。お花きれいだし・・
そーそう。いいとこなのよ。でも、この辺ひとりでいる年寄りが多いわ。あのね一人の女性が多いの。いつもお茶会ばっかりしてるのよ。おたくは一緒にご飯食べてるの?
母とわたしは冗談めかすこともできず、うなづいた。
まちの孤独がみえる。塞ぎようのない孤独たち。
聞けば大河ドラマでは次回はいよいよ畠山重忠の乱。NHKは二俣川・鶴ヶ峰・万騎が原あたりと似た急坂の多い地形の場所でロケをしたらしいなんて噂を耳にします。いつのまに二俣川界隈を調べたのか、NHKは力の入ったいい仕事をしてるようです。重忠の烈々とした最期を演ずる中川大志さんの勇壮な姿が嬉しいような恨めしいような悲しいような誇らしいような、入り混じって複雑。
重忠ファン、大志ファンに負けず劣らず、地元万騎が原でもかなりの人がドラマを見てはハラハラドキドキしているはず。でも、まちには重忠イベントがありません。あ、相鉄線二俣川駅構内の重忠コーナーは復活してますし、可愛いそうにゃんのデジタルスタンプラリー「いざ、相鉄線! 沿線鎌倉探し」もやってます。それでも、ひとり住まいのお年寄りが多いまちは物寂しい。
このごろは若い世代のあたらしい住人が増え、子どもたちが増えているらしい。初めて大河ドラマで二俣川界隈にスポットライトがあたる重忠ウィーク、新旧のまちのひとにとってほんの少しでも楽しい時間を演出するにはどうしたらいいでしょう。
紅葉の季節。秋の重忠壁芝居を一日で諦めるのは早すぎます。なにかできるはず!今夜こそいいアイデアが湧いてくるのを祈ってぐっすり眠りましょう☆彡