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私のボイスドラマの作り方(1) 作品を見つける・方針を決める

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私は、趣味で、いろいろな方とコラボしながら、ボイスドラマを作っています。

https://www.youtube.com/channel/UCiP60EFKd-J8PlW9B4qiTgw


雑談などはこちらでやっています。
https://stand.fm/channels/5f7e96dbf04555115d2b977e


5回シリーズで、私がボイスドラマをどういうふうに作っているか、ご紹介することにしました。
需要があるのかどうかは、わかりません。私の頭の中の整理も兼ねて書いてみることにしました。
技術や理論をきちんと勉強したわけではなく、見様見真似で、我流です。でも、何か参考になることを拾っていただけたら幸いです。

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■0.はじめに

 

 ◆まったく初めての方へ

 

私は、何も知らない所から趣味でボイスドラマを作るようになりました。何か、演技や作品作りを体系的に学んだことがあるわけではありません。

親切な方に出会い、いろいろ教わり、我流でやっているだけで、たかだか2年くらい作っているだけです。

企画、台本、演技、音響、広報などの技術的なことが、特別わかっているわけではありません。

だから、これから、私が書くことが、正しいかどうか、効率的かどうかはわかりません。でも、何もわからない所から始めるなら、参考になることもあるかもしれないと思って、この内容を書き始めています。

だから、あくまで、詳細な技術的なことではなく、自分がどういう手順で作っているかということのご紹介になります。

これを読んでも、わからないことも多いとは思いますが、キーワードがわかれば、検索で調べることができ、これに書いてある以外の自分のやりやすいやり方が見つけられると思うのです。それで、個人的に重要だと感じた言葉には、【】の印をつけておきました。

そういう形で使っていただけたらと思います。

 

■1.作品を見つける・方針を決める

 

まず、朗読したり、ボイスドラマを作ったりするための作品を見つけなければなりません。

 

◆1-1.著作権問題が無いものを探す

 

【著作権】侵害になるようなものを配信すると、最悪な場合は、訴えられます。ですので、そこは、問題の無い作品を探す必要があります。

著作権は、著者が亡くなってから、70年後に消滅するので、それにあたる昔の文学作品なら配信することはできます。昔は、日本では著作権が消滅するのは、著者が亡くなってから50年経過した時だったのですが、2018年12月30日、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」が結ばれ、原則的保護期間がそれまでの50年から70年になりました。

私も勘違いをして、著作権問題をクリアしてないものを自分がうっかり投稿してることに気付いて、慌てて消すことがあるので、ご自分でも、勉強された上で、厳重に確認してください。

 

 ●1-1-1.【青空文庫】

 

著作権の切れている作品を公開している青空文庫というサイトがあります。ここから、昔の文学作品を探して、音声作品にすることは、よく行われています。

ただし、青空文庫も「著作権が切れてないものを著者または著作権を持っている方の好意」で公開されているものがあります。その場合は「著作権存続」と表記があります。それもクリアされているかどうかよく確認の上、配信してください。

青空文庫で「著作権存続」というようなことは、翻訳された作品でよくあります。

どういうことかというと、外国の作品の場合は、「著者」と「翻訳者」の著作権が存在します。そうすると、著者が亡くなって70年経っていたとしても、翻訳者の著作権は切れていない場合があるのです。

そういう場合は、著作権を持っている人、あるいは団体に許可をもらわないと、配信することはできません。

 

 

 ●1-1-2.【フリー台本】

 

昔の文学作品だけでなく、違う作品で音声作品を作ってみたいと思うことがあると思います。そういう場合は、フリーの音声配信を許可している作品を見つけて利用する方法があります。

創作をしている方の中には、「条件を守ってくれたら、無料で使ってもいい」という形で、作品を公開している方はたくさんいます。

ただし、フリーというのは、「条件に従ってくれれば無料で使ってもいい」ということであって「著作権を放棄したので何をしてもいい」という意味ではありません。

ときどきあるのですが、自分で書いてもいないものを自作発言をする方がいますが、絶対ダメです……。

条件は、いろいろな場合があります。

多くの場合は、

 ・作品名

 ・作者名

 ・作者が公開しているサイトの名前とURL

 などを、作品の【概要欄】(配信などと一緒に表示される作品についての情報)に、明記するか、動画なら画面のテロップなど、あるいは音声の中で読み上げて伝えるなどをすれば許可するといった形です。

使った場合は、自分に報告して欲しいという条件を上げている作者の方もいます。

作者によって、利用規約が違うので、どういう条件なら利用して良いのか、よく読んでそれに従ってください。

人気が高い所だと
 
★筆先ちひろさんのページ

などがあります。

私はHEARシナリオ部というサークルに入っていて、台本・シナリオを書いたりしています。私は長い作品を書くので、なかなか、ボイスドラマを作りにくいかとは思うのですが、ほかの仲間の作品は、短くまとまっていて、やりやすい作品がたくさんあると思います。
興味が沸かれましたら、覗いてみてください。

★HEARシナリオ部のサイト

 

※台本・原稿に微妙な内容の改変を行うかどうかの問題

 

微妙な作品の改変を行うかどうかの問題というのは、ピンと来ないかもしれませんが、問題になることがあります。

物語の筋をがらっと変えるのは、当たり前ですが、許されないことです。しかし、語尾や接続詞が言いにくいので、変えたいという場合があると思います。そういう意味やニュアンスが変わらない程度に、語尾や接続詞を、変えてもいいと、作者が表明している場合があって、それをするかどうか。それも、利用規約を読んだ上で考えてください。

 

それから、物語の筋は変えなくても、キャラの性別を変えた話にしたいという場合があります。

 

【シチュエーションボイス】といって、一場面だけを切り取った台詞を公開している場合も、たくさんあるのですが、それを方言にして演じてみたい、時代劇調の言葉に変えて演じて配信してみたいとか。

配信時間の都合で、物語の途中部分を短縮したいとか、いろいろな場合が生じてくる場合があります。

 

こういう改変をやってみたい場合、作者の方と連絡を取って話し合うと、許可していただける場合があります。

もちろん、許可が下りないことも多いし、そういう相談は、受け付けないと規約に明記している方もいます。

 

 ●1-1-3.自分で台本を書く

 

文章が書ける人の場合は、自分で作品を書く場合があります。これなら、著作権を自分が持っているのですから、自由に配信できます。

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第2回 仲間を見つけ、交流し、分担する
第3回 編集
第4回 配信・広報
第5回 終わりに

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