子どもの喧嘩ってすごい

4歳の長女と2歳の次女は、一緒に遊ぶし仲良しだが、よく喧嘩もする。
喧嘩の原因は積み木を壊した、使っていたものを取った、わざとじゃないけどぶつかって転んでしまった、などなど親から見たら"それくらいのこと"だが、彼女達にとっては大切なことのようだ。

次女が小さい頃は、よく口を出してしまっていた。
「押し倒したら怪我をして危ないからやめよう」「順番に使えばいいんじゃない？」
など2人からしたら余計なことばかり言って、不服そうな顔をされていた。

次女も大きくなり、一丁前に長女と喧嘩できるようになったので最近は事の転末を見ているのだが、これが面白い。

先日ピタゴラスで、2人それぞれ何かを作っていたときのこと。
ふいに長女が目を離したすきに次女が長女の作品をいじった（興味があって見てみたかったのだと思う）。
その拍子に壊れてしまい長女はカンカンに怒った。
「壊さないでよ！私も次女ちゃんの壊しちゃうからね！」と次女の作品をわざと壊した。
すると次女も負けじと「やめてよ！」と長女を叩く。
長女もたたく、、、と2、3回叩きあったところで、ふいに次女が壊れたピタゴラスにダイブし「わぁぁ〜っ」といいながら、両手を広げてピタゴラスをバラバラに広げ始めた。その様子が面白かったのか、長女が大爆笑しながら真似をして、最終的に2人で楽しそうに床じゅうにピタゴラスをばら撒いていた。

子どもの喧嘩ってすごい、と感心してしまった。
嫌なこと、楽しいこと、それぞれに素直で直球で、だからこそぶつかり合って笑い合える。
私にはできない事だなぁと羨ましくも思った。

いちいち口を挟んでいた頃の自分に「まぁまぁとりあえず見ていてごらん。面白いよ。2人で成長していっているよ。」と教えてあげたい。

三女も隣で微笑みながら姉妹喧嘩を眺めていた。
なるほど、喧嘩している時は微笑みながら（もちろん安全第一で）見守ってあげればいいんだな。
三姉妹の逞しい姿に、また気付かされた。