「蟹工船」「1984年」「コロナ後の世界」

画像1 はじめまして、初めて投稿します。今日は選挙の日ですね。私は期日前投票し、今日はゆっくり読書です。早速、日本の未来どうなるのだろうと考えさせられた本3冊を紹介します。#コロナ後の世界 #内田樹  ●日本は1984年的ディストピアになれるか?日本が『1984』的な管理国家になる可能性は実は低いと著者は考えている。「政府があまりに無能だからである。」
画像2 #1984年 #ジョージオーウェル  1903-1950 #高橋和久訳 #早川書房 ●1949年に発表されたディストピアSF小説の傑作。2002年ノルウェー・ブッククラブ「世界最高の文学100冊」に選ばれた。内田樹氏の『コロナ後の世界』の中で言及されていたため興味を持ち読んだ。スターリニズム、ファシズムに対する批判から書かれた小説だが、読んでいて現代のいくつかの国家が思い浮かんだ。人類の統治システムと人間性という普遍的で大きなテーマに取り組んだことが20世紀最高傑作と賞賛される所以だろう。
画像3 #蟹工船  1929 #小林多喜二  1903(明治36)-1933(昭和8) #岩波文庫  ●目を背けたくなるような日本の黒歴史。戦地の兵隊も悲惨だったが、労働者も悲惨だった。しかし立ち返って見れば、現代社会においても起こりえる、起きているかもしれない労働者の過酷な実態。▶︎名もなき労働者たち小説は「おい地獄さ行くんだで!」で始まる。その言葉のとおり『蟹工船』の地獄絵図が展開される。

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