今後死語になりそうな言葉

こんにちは。

日本は梅雨ですね。

フランスには梅雨はありませんが、季節の変わり目というのはやはりお天気が不安定で、昨日30°あったのに、今日は19°という温度差も平気であります。

さて、私はあまり頻繁に帰国しないタイプなのですが、だからこそ感じる日本語の移り変わりというのがあります。

近年は、ネットでニュースや雑誌も見れるし、番組なんかも一部見れるようになったので、すっかり浦島太郎になってしまうなんてことはなくなりましたが、それでも日常的に日本語を耳にしないので、突然聞く新しい言葉の意味が分からないことは多々あります。おそらく新語が出始めた頃は、意味とか由来だとか説明している番組があったり、友達同士の話題に出たりなんかするだろうから、繰り返し聞く中で徐々に、そして自然に新語を使うようになるのだろう。

二日酔いするのは、体内に「アセトアルデヒド」が溜まってるからだよ。

暑い日ですので、「熱中症」にご注意。

ある時からなんだか申し合わせたように、たくさんの人が「アセトアルデヒド」とかいう物質名を当然の知識のように言い出したり、以前は熱射病や日射病と言っていたはずだけど、気が付いたらそんな言葉は誰も使っていなくて、みんな「熱中症」と言っている。

この発言めっちゃワロタ草。

ブログはもうオワコンw。

ギャル語なのかネット民語なのか分からないが、略すのが好きな日本人なので、ある時から「w」を見かけるようになり、ローマ字入力の私は、てっきり打ち間違いだと思っていた。それが「笑」を打つのが面倒だから「w」になったと聞いたはずなのに、「w」が草っぽく見えるからと、わざわざ「草」となったとか。わけわからん。オワコンとか、突然見ると全く意味不明の言葉も多く、略語なのか造語なのかも分からない。

いちいちこういった事に疑問を持つことを、浦島太郎と言われる時もあるが、新しい言葉が登場する時は、少なからず商品とか流行らせる背景があるはずだけども、ネットが普及してから登場している不思議な言葉たちは、意図があるようでなさそうなのがちょっと面白い。

いわゆる死語とか言われてしまっている言葉には外来語も多く、「アベック」とか「パンタロン」とか本家のフランス語からしたら死語などと、使い方が間違ってたクセして不名誉なレッテルを貼られてたり、日本人ほど好き勝手言葉を使って変容させている人たちもいないんじゃないか、と思う今日この頃です。

ただ、死語とか新語とかになっているものは、どちらも使用されてきた歴史としては短い気がする。ブームに則ったものも多かったはずで、当然と言えば当然だけど、これから更に新しい技術が出てきた時に、消えてしまいそうだな、と思う言葉がある。

それは、【もしもし】

実際、LINEだとかSNSで、メールでやり取りする機会が増えて、電話で会話をすることが減った人が大多数ではないかと思う。電話だと逃げれないから、敢えて連絡を全部メールで、とかいう人も珍しくないだろう。それだけではない。

これからやれ5Gだ6Gだとかなったら、声だけじゃなく、実際の顔が浮かび上がって会話が出来る時代が来るとも言われている。【もしもし】という言葉は、顔の見えない電話越しの会話をスタートさせる時のみに使う言葉だ。今の時期に、ズームなんかでのオンライン飲み会やビデオ通話での挨拶でも分かるように、顔が見えたら【もしもし】とは誰も言わないだろう。

英語では、電話でも最初の挨拶は【Hello】だから、対面の挨拶となんら変わらないが、フランス語も電話のみの挨拶があり、【Allô】と言うが、【もしもし】同様にチャットや対面では使用しない。

電話自体も、各家庭に一台完備なんてのも、すごーく長い歴史がある訳ではないけど(となりのトトロでさつきが電話借りに行くシーンとかでも分かるようにね)、ブームに則ったのかなんなのか分からないが、移り変わる新語が消えても特に感情は起きないけれど、【もしもし】という言葉が十数年後〜数十年後の子どもたちに、なにそれ変な言葉〜とか言われてたら、なんだか寂しいような気がするのは私だけか。


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ねこの母
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