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【日記・エッセイ】銀座アート探訪!2024年8月15日 木曜

こんにちは。長尾早苗です。

本日は午後にお休みをとって、美容院に行ったのち銀座のギャラリーを2つまわってきました。

銀座は歩くだけで勉強になる町なので、学んだことを書いていきますね。


エルメスギャラリー

今回もソロ活です!

美容院に行ってだいぶ髪を切ってもらった後、銀座に行ってみました。

仕事も重なっていましたし、法事続きでなんだか疲れてしまって……
敗戦の日でしたね。朝ドラでも思ったのですが、あの時代を生きたこと、戦争の中できれいだった時期を奪われた祖母たちを見てきたので、今わたしがどうするべきか考えていました。

銀座やギャラリー・美術館めぐりは心の栄養です。

まずはエルメスギャラリーから。

外国人観光客がたくさんいました


エルメス外観。全面ガラス張りです。

エルメスギャラリーはエルメスの8階にあり、基本的に入場は無料です。

1階はエルメスの販売店になっていますが、横からエレベーター係の方の指示に従ってエレベーターで8階に行くとエルメスギャラリーがあります。

還るということ つち展

父が行っていたので気になっていたのですが、つち展というものを見てきました。

行きの電車の中で大学時代からお世話になっているほしおさなえ先生の『祓い師笹目とウツログサ』(文春文庫)を読んでいました。

人が生ききるというのはどういうことなのだろう……?

と考え、やがて人は土に還って行くのだ、誰もがそうなのだと思います。


土の年表。ほんとに昔は存在しなかったそうです。


土でできた家の内部。ひんやりしていた。


土の家には靴を脱いで這って入りました。

土の家に入るには靴を脱いで這って入ります。
それは生まれることを追体験しているかのようで、外に出てきたときになぜか笑ってしまった。うまれるということはそういうことだったのかと思ったんです。


椅子の背もたれに植物と土。

一番びっくりしたのは声のインスタレーション作品。

詩のような文章を5人の男女がしゃべっている音声を流していて、さらにアートな空間でした。

さすがエルメス、入場無料だけど気品があってとてもよかったです。

ggg 銀座グラフィックギャラリー

気になっていたgggの愛称で知られる銀座グラフィックギャラリーへ。

こちらは若さと反骨精神を「紙」という媒体にデザインしているみなさんの作品でした。

こちらも入場無料。


すずらん通りを抜けた先で。
gggという名前で愛されています。


壁一面の顔!
よく見ていると椅子も顔です

デザインは数学に似ています。

左右対称の美、要素の美、そういったのものの考え方を目に見えるものとするものがグラフィックデザインだと思うんですね。


こちらは作品のフライヤーを貼った作品。
すごく文字に酔いそうだった


文学界の表紙!
素晴らしいですね。

美術大学の図書館に足を踏み入れて

gggの2階には図書室がありました。

そりゃあそうだよね、お盆ですしアルバイトの女の子がカウンター仕事をしていて、昔のわたしを見ているようでした。

むかし、美術大学の図書館でパート・アルバイトとして働いていました。

美大だったので先生もとてもアーティストなんですけど、職人気質でしたね。

この図書室に足を踏み入れている方たちも見ただけで芸術家なんだろうなという方が多かったです。

おしゃれって、数少ないアイテムの中でどう「こしらえる」か、魅せるかということが必要になってくると思います。

芸術は心のビタミンだと思っています。

そういう意味で銀座はとてもいい町ですね。

明日から仕事、がんばります!

台風も接近してしまって大変ですが、どうぞご自愛くださいませ。

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長尾早苗
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