レンタルケースからの学びを3つ上げる
(この記事は1,546文字、読み時間2分です)
昨日の続きです。
友人とレンタルケース(東京都・福岡)の8店舗を視察・調査して、学びになったこと3つ。
①「不要なものを売る店」から「顧客ニーズに応える店」に変化している
フリーマーケットのような、模様替えしたときや、部屋を掃除したときに出てきたいらないものを売る時代ではなくなった。これは、すでに世の中にはモノが行き渡っており、mustで用意しないといけないモノがないからだろう。人々は、自分の時間、思い出を、より大切にするようになって、趣味嗜好といった、拘りのあるモノ・体験に価値を見いだすようになった。
②顧客と出店者との情報の非対称性により、特に観光客には高く売れる
まず、よく観光地価格という話を聞きますが、観光地価格=高い・ボッタクリではなく、商品が最も価値が高くつく場所で売っているということ。
アニメのフィギュアを例に取ると、観光客は、短期旅行で来ているので、おお財布も緩くなりがちで、UFOキャッチャーで取れる商品であることは、ほとんど知らない。そして自国で見ている「日本アニメ」に対する憧れは、我々が思うよりも相当強い。
日本人は、TVつけたら、いつもやっているし、ちょっと調べれば商品がいくら位のものか、わかるわけで、そこに1体3~4,000円はかけないだろう。
観光客が知らない情報と、出店者が知っている情報に差があるから、高く売れるということだ。
③店員さんのモチベーションと、お店の雰囲気は比例関係がある
多くのお店では、簡単な接客のみ行う店員が多い。そりゃ自分が仕入れた・作った商品でもないので、詳しい商品説明ができないのも仕方ない。
でも、商品知識が豊富で、出店者のことも考え、広い店内でも、どこにケースに何の商品が置いてあるか理解しているプロ店員が存在する。
例えば。
昨日私はお土産で、ラプンツェルとフリンライダーのフィギュアを買った時の話。
店員さんと会話してて、店内に、ラプンツェル系がなかったので、
「ラプンツェルをUFOキャッチャーで取ってきたら高く売れますね!」と言ったら、
「今、ラプンツェルは、UFOキャッチャーにないので、取れません」
と。
これって、いまUFOキャッチャーの景品に何があるかを把握していないと言えないセリフ。恐らくだけど、ゲームセンター回って、どんな商品が出ているか、いくら位でゲットできるかを調査していると思う。
出品者に相場や、今何が売れるか相談受けるし、アドバイスしていると言っていたので、裏取りしてないけど、そんな仮説が立ちます。
で、こういうプロな店員さんって、実に笑顔で、楽しく仕事している。お客さんも沢山いるし、お店にも活気がある。自分が出品するなら、このお店が良いと思った。
他、BOXにLEDつけた展示の方法とか、QRコード付けてFacebookやInstagramとの連動等、沢山の工夫や取り組みがあったのですが、個人的に印象に残ったのが上記3つでした。
もちろん1人で視察を行ったわけではなく、お友達と行ったり、情報交換しながらわかったことであり、自分だったら言語化できていないものもあった(特に②と③)
お店の方や、出品者にも丁寧に教えてもらったものなので、非常に非常に感謝しています。
日本は良い人ばかりだ。
資料も出来上がったので、お友達に共有しよっと。
8店舗の中で、私が最も好きになったお店は、アストップです。
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まとめ
・「不要なものを売る店」から「顧客ニーズに応える店」に変化している
・顧客と出店者との情報の非対称性により、特に観光客には高く売れる
・店員さんのモチベーションと、お店の雰囲気は比例関係がある
・アストップの店員さんと店内は明るく、活気づいている
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