レンタルケースの商品は、UFOキャッチャーだった
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レンタルケースとは、お店側が、一定の大きさのケース(BOX)を契約者に賃貸するサービスです。
委託販売みたいなもので、ケースの契約者が、お店側に月額利用料を払い、その中で商品を販売するシステム。お店によっては、プラスで売上の10~20%が必要になる。名称は、レンタルケース、レンタルBOX、BOXSHOP等、さまざまな呼び名があります。
商品は、お店のコンセプトや、契約者によって異なり、家電や食品等の既製品を売るお店、フィギュアを売るお店、ハンドメイドの雑貨を売るお店等、さまざまな形態があります。
今日は、フィギュアのお店中心に5店舗回ったのですが、新しい発見がありました。
ワンピースやドラゴンボール、ガンダム等、カッコイイ商品が沢山ならんでいて、1,000種類以上、いや数千?とにかく、めっちゃあった。
興味津々の私は、ケースを空けて商品入れている人がいたので、声をかけてみた。
私「すみません、こちらの商品は、手作りですか?」
契約者「違いますよ。全部UFOキャッチャーです(笑」
私「え?」
契約者「これが今日取ってきたやつです」
そうなんだぁ。
基本的に、契約者(個人)が手作りして出品していると思ってた。もちろん全部がとは言いませんが、このお店の場合、多くがUFOキャッチャーのようです。
ケースは、大きさや目線の高さで異なりますが、ゴールデンゾーンと呼ばれる目に入りやすいゾーンで、安いお店は5,000円位~、高いところでも13,000円位です。
この方は、全部で18ケース出品しているようで、賃料だけで30万ぐらいかかります。フィギュアは大体2,000~4,000円ぐらいが多く、ターゲットは外国人観光客。これだけやっていると赤字の月もあるんだそう。
2日に1回は、店舗に足を運び、棚チェック、補充をするようですが、7年もやっていると、やめられないようです(その気持ちわかる。。)
最近のUFOキャッチャーは1回じゃ取れないものが多く、フィギュアものは5回ぐらいはやらないとゲットするのは難しい印象。手数料含め、相場以上お金がかかったら赤字ですね。
目に入りやすいケースは人気で抽選。一度手放すと、次は中々取れない。
苦労してゲットした分、手放すのも簡単じゃないのですね。
いきなり声かけた私に、丁寧に教えて頂き感謝です。なんて良い人なんでしょう。。涙
で、お店巡回していると、10万近くする商品もありました。。
これは、1番くじと呼ばれる、くじの景品。1回5,000円とかでくじを引けて、1等があたると、写真のようなものがゲットできる模様。
投資した金額もすごそうです。
色々お店回っていると、同じ契約者が出品したと思われる商品があって、値段が異なるケースもあります。恐らく、賃料の差があるのかなと。駅近より、駅から離れたお店の方が安く感じました。レアものは、2万もズレてたり。
ケースにLED照明を使っているところは商品が明るくみえますね。
ここの店員さんも、すごい良い人で、色々教えてくれました。
・昔はレンタルケースと言ったら「不要なものを売る」だったけど、今は「顧客ニーズに応える」に変化している
・外国人のアニメ好きは、日本人が思っている以上に食いつく(特に中国人)
・展示方法、価格、季節(流行)が揃わないといけない
・秋葉原と大阪は地域ブランドがあるので、ものによっては2~3倍で売れる
・駅前は家賃高い→商品も高くなりやすい
・観光バスは駅前につけるので、爆買い対象となりやすい(高くても売れるということ)
・出品者に、おすすめの陳列商品や売れ筋の価格帯をアドバイスして、コミュニケーション取っていること。
・店舗オーナーは複数店舗持っている場合が多い
もう少し書くことがあるのですが、今日は、ここまで。
続きは明日書きます。
学びが多く、楽しい一日でした。
余談)
こちらは、ラプンツェルとフリンライダー。
色々教えて頂いて、このまま帰るのは忍びないので、好きなフィギュアを1個購入して帰りました。店員さん、どうもありがとうございました!
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まとめ
•フィギュアの商品はUFOキャッチャーがほとんど
•レアなものは10万する
•商品は「不要なものを売る」から「顧客ニーズに応える」に変化している
•出品者と店員がコミュニケーションを取ると、お店が活気づく