②話を組み立てることは、話の内容を線でつなぐことを図解した
昨日は、論理ってなんだっけ?という話から、話の内容を線でつなげることを書きました。
今日は、これを図解してみる。
ここでは「要するに」「具体的に」「このため」が説明できると相手に
「なるほど!」と思ってもらえるので、これを論理と定義します。
「要するに〇〇である」は抽象化。「だから→このため」は具体化。
これができると別の仕事・アイデアにも応用できますよね。
だいぶスッキリしたところで、抽象化の大切さについて身に染みて感じたことがありました。
「コールセンターで働いていたリーダーが、退職後、フリーランスでYouTubeの動画編集で生計を立てている」
パッと聞いた感じ、共通点が見当たらないのですが、実はコールセンターで培った能力が動画編集に生きたんですよね。
その能力は何か。要約力です。
コールセンターでは、お客さんからの問い合わせ内容と回答をオペレーターが管理システムに入力します。
リーダーは、入力内容に間違いがないか、伝わりにくい表現になってないかをチェックし、PDF等に返還後、管理者に提出します。
入力するオペレーターは4~5人いて、人によって書き方が異なるので、チェックと修正が大変です。電話してくるお客さんも、整理して電話するわけじゃないので、感情と事実が混ざってきます。
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「今電話機を落としてしまい電源入りません。丸いボタンも反応しません。画面も割れました。上司に怒られるかも。。落としても大丈夫なようにストラップ買おうと思ってたんですけど、時間なくて。。結構こういう人います?あと、どうやって交換できますか?」
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みたいに。そこから、オペレーターは、どこで落としたか、どんな状態かを詳しく聞いた上で、携帯を落として画面割れ。電源入らず。交換方法を教えて欲しい。と言った事実をピックアップして管理システムに入力します。
リーダーは月に何百件も問い合わせを1つ1つ確認し、わからないものはオペレーターに聞き修正します。これを繰り返していると、いつの間にか、
・要するに、このお客さんは、これが言いたいんだよね
・要するに、このオペレーターは、これを伝えたいんだよね
という「要約力」がついています。
これが編集に行きます。編集はつまるところ要約ですから、2時間の動画を10分にまとめて!と言われても、要するに、この動画で言いたいことはコレね。と解釈できた。たとえ、専門分野外であっても。
問い合わせ内容を入力する、動画を編集するは「やり方」の話であり、要約するは「考え方」の話です。
やり方は、マニュアルや動画を見えればすぐ覚えられます。考え方は意識して言語化しないといけないので、そうもいかない。
このリーダーは、やり方を超えて、問い合わせ入力を「要約する」に抽象化できたからこそ、要約が必要な動画編集にたどり着けました。
今日の記事は、天国にいったお友達へのメッセージでもあります。
奥さんの夢に出てきて「みんな俺のことスルーすんねんな~」なんて言ってたらしいけど「今日私が、あなたのノートを形に残したぞー」と言ってやりたい。そして、次夢出てくるときは「なんか俺記事になってんでー!(^o^)」だと嬉しい。
あ、そうそう。抽象化の訓練や採点をやってくれる人はいないのかね?
その答えは、彼が夢の中で教えてくれるはず。おやすみなさい。
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まとめ
・日常から物事を抽象化する習慣をつけよう
・やり方はすぐマスターできる
・考え方は意識して言語化してはじめてモノになる
・お友達への感謝を形に残せました。ありがとう。